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「Windows 10 バージョン 20H2」のリリース準備が完了 ~名前は“October 2020 Update”

“Windows Insider Program”の“Release Preview”チャネルで最終ビルドが公開

“Windows Insider Program”の“Release Preview”チャネルで「Windows 10 バージョン 20H2」の最終ビルドが公開

 米Microsoftは9月18日(現地時間、以下同)、「Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2)」のリリース準備が整ったことを発表した。8日から“Windows Insider Program”の“Beta”チャネルでテストされていたBuild 19042.508(KB4571756)が、最終ビルドとして“Release Preview”チャネルでリリースされている。

 「Windows 10 October 2020 Update」を一足先に体験するには、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]セクションから“Windows Insider Program”の“Release Preview”チャネルに参加する必要がある。OSを再起動して[Windows Update]セクションでアップデートをチェックすれば、「Windows 10 バージョン 20H2」がオプションの機能更新プログラムとして現れるはずだ。

「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]セクションから“Windows Insider Program”の“Release Preview”チャネルに参加

 「October 2020 Update」は「バージョン 1903」から「バージョン 1909」へのアップグレードのときと同様、フルビルドアップデートではなく“イネーブルメント パッケージ”と呼ばれるパッチで機能の切り替えが行われる。そのため、「May 2020 Update」(バージョン 2004)からアップグレードする際にかかる時間は比較的短くなる。一方で新機能はそれほど多くなく、主要な改善点は新しい[スタート]画面のデザインが導入されるほか、「Microsoft Edge」のマルチタスクの強化されるに留まる。

 なお、既知の不具合として「Windows Subsystem for Linux」(WSL)が起動できない問題が確認されている。この問題はすぐに解決される見込みだが、緊急を要する場合は「KB4571756」のアンインストールで問題を回避できる。