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Apple Silicon向けバイナリを提供 ~ビデオ会議アプリ「Zoom」v5.4.7が公開

[反応]ボタンから絵文字でリアクションを送り、ホストがそれを集計できるように

Windows版「Zoom」v5.4.7

 米Zoom Video Communicationsは12月21日(現地時間、以下同)、ビデオ会議サービス「Zoom」クライアントアプリの最新版v5.4.7を公開した。現在、Windows、Mac、Androidでマニュアルでのダウンロードとアップデートが可能。iOS版も遅れてリリースされている。

 今回のアップデートの目玉は、“Apple Silicon(M1)”デバイスでネイティブ動作するバージョンが追加されたこと。Macでダウンロードセンターにアクセスすると、M1向けのバイナリへのリンクが小さく掲載されている。大きいボタンを押してIntel向けバイナリをダウンロード・インストールしてしまっても、M1バイナリへの移行が案内されるので心配する必要はない。すでに利用中のIntelバイナリをアップデートする場合も同様だ。

“Apple Silicon(M1)”デバイスでネイティブ動作するバージョンが追加
M1デバイスでIntelバイナリを利用していると、M1バイナリへの移行が案内される

 機能面では、チャット・発信機能で連絡先のクラウド統合が強化。ミーティングとウェビナー関連では“非言語フィードバック”が改善された。

 非言語フィードバックは絵文字で感情を伝える機能で、Webの設定画面から有効化できる(初期状態で無効、E2E環境では利用不可)。従来は参加者リストで絵文字を選択して送信する仕組みだったが、v5.4.7ではミーティング画面の隅の[反応]ボタンから簡単にアクセス可能。主催者(ホスト)は参加者リストでリアクションの集計できる。また、ホストも参加者と同様、“手を挙げる”機能が利用できるようになった。これも[反応]ボタンから利用でき、他のリアクションと同様に集計される。

非言語フィードバックは絵文字で感情を伝える機能で、Webの設定画面から有効化できる([ミーティング]-[ミーティングにて(基本)]セクション)
ミーティング画面の隅の[反応]ボタンから絵文字でリアクションを送信
参加者リストでリアクションの集計

ソフトウェア情報

「Zoom」Windows版
【著作権者】
Zoom Video Communications, Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.4.7(20/12/21)