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“YouTube”がPWAに対応 ~PCやモバイル端末にインストールして利用できる

あたかも単体のローカルアプリのような使い勝手

動画共有サービス“YouTube”が“PWA”に対応

 動画共有サービス“YouTube”が、“プログレッシブ Web アプリ”(PWA)に対応したようだ。一部のデスクトップ版「Google Chrome」でオムニボックス(アドレスバー)からインストールを促すプロンプトが表示されているという。プロンプトが表示されていないユーザーも、アドレスバーの[+]ボタンから“www.youtube.com”をPWAとしてインストール可能。Webブラウザーとは別のウィンドウで、あたかもローカルアプリのように利用できる。

PWAとしてインストールした“YouTube”。Webブラウザーとは別のウィンドウで、あたかもローカルアプリのように利用できる

 “PWA”は、Webブラウザーで利用しているWebアプリをPCやモバイル端末のOSにインストールできるようにする仕組み。Webブラウザーとは独立したウィンドウで動作し、Windows 10の場合は[スタート]画面やタスクバーのジャンプリストといったシェル機能との統合にも対応する。オフラインモードやプッシュ通知をサポートするものもあり、あたかもネイティブのデスクトップアプリのように使えるのが魅力だ。実際、Windows 10の「Twitter」アプリなどはPWAで構築されている。

 また、“Google Play”の課金システムが利用できるようになるなどAndroidアプリとの親和性向上も図られている。「Chrome OS」ではPWAが“Chrome アプリ”の後継として位置づけられているが、Androidアプリの代わりにインストールされることもある。デスクトップ・モバイルを問わず、PWAの普及は一層進んでいきそうだ。

 “YouTube”系のサービスの場合、“YouTube Music”や“YouTube TV”がすでにPWAとして利用可能。「Google Chrome」だけでなく、「Microsoft Edge」からインストールすることもできる。

“YouTube Music”なども“PWA”に対応。「Microsoft Edge」からもインストールできる