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Microsoft、「Azure Virtual Desktop」でプレビュー版「Windows 11」の提供を開始

1つの仮想マシンを複数ユーザーでシェアしてコストを削減できるマルチセッションもにも対応

Microsoft、「Azure Virtual Desktop」でプレビュー版「Windows 11」の提供を開始

 米Microsoftは8月19日(現地時間)、「Azure Virtual Desktop」(旧称:Windows Virtual Desktop)でプレビュー版「Windows 11」の提供を開始すると発表した。現在、「Azure Marketplace」から入手可能。

 「Azure Virtual Desktop」は、クラウド型の仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)プラットフォーム。仮想的なWindows 10デスクトップ環境を同社のクラウドサービス「Azure」にホストし、インターネット経由でデスクトップ環境やアプリケーションへアクセスできるようにしたものだ。

 ユーザーはWindowsだけでなく、MacやiOS、Android、あるいはモダンなWebブラウザーからでも、いつもの使い慣れたデスクトップ環境が利用可能。管理者にとっても、大量のデバイスを運用する管理やコストを削減できるほか、セキュリティやデータの安全性、コンプライアンスの維持などで利点がある。対象のWindowsまたは「Microsoft 365」ライセンスがあれば、追加コストなしに利用できるのもメリットといえるだろう。昨今需要が増しているリモートワークのソリューションとしても最適だ。

 「Azure Marketplace」では現在、以下のイメージが選択可能。1つのAzure仮想マシンを複数のユーザーでシェアしてコストを削減できるマルチセッション(multi-session)もサポートされている。企業や教育機関で、次期OSの環境構築と導入をテストしたい場合に役立てたい。

  • Windows 11 Enterprise (Preview)
  • Windows 11 Enterprise multi-session (Preview)
  • Windows 11 Enterprise multi-session + Microsoft 365 Apps (Preview)