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「IE 11」デスクトップアプリ、サポートが継続されるOSも

サーバー製品や組込み製品などが中心。一般ユーザーは「Microsoft Edge」への移行を

 「Internet Explorer 11」デスクトップアプリ(iexplore.exe)のサポート終了が6月15日に迫っているが、対象となるのは半期ごとの機能更新が行われる「Windows 10 半期チャネル」のみだ(一般ユーザーが利用する「Home」「Pro」エディションも、これに含まれる)。それ以外のバージョンではサポートが継続される。

 「IE 11」デスクトップアプリの対応状況をまとめると、以下の通りとなる。

  • Windows 11:非搭載
  • Windows 10(半期チャネル):6月15日以降、サポート終了
  • Windows 8.1:OSのサポートが切れる2023年1月10日まで継続
  • Windows 7(ESU):サポート継続

 半期ごとの機能更新を行わず、特殊な用途で長期間運用することが前提のLTSB/LTSCチャネルでは、過去の資産がより重要となることから「IE 11」デスクトップアプリのサポートが継続される。

デスクトップOSと「IE」のサポート状況

 なお、サーバー製品ではいずれのOSでも「IE」が引き続きサポートされる。ただし、有償のサポートプログラム「拡張セキュリティ更新」(ESU)で提供されている「Windows Server 2008」(2023年1月10日まで、Azureの場合は1年追加可能)を除けば、サポートされるバージョンは最終メジャーバージョンとなる「IE 11」のみだ。

サーバーOSと「IE」のサポート状況

 また、組み込み向けOS「Windows Embedded」でも「IE」は継続してサポートされる。こちらも「Windows Embedded Compact 2013」(2023年10月10日サポート終了)を除けば、利用できるのは「IE 11」のみだ。

組み込みOSと「IE」のサポート状況