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「IE11」が起動してしまう穴は塞ぐ ~Microsoftが今後数カ月以内に

[スタート]画面やタスクバーにピン留めされた「IE11」の削除は中止

同社のアナウンス

 米Microsoftは5月18日(現地時間、以下同)、「Internet Explorer 11」(IE11)デスクトップアプリの取り扱いについて新たな発表を行った。

 まず、同社は当初[スタート]画面やタスクバーにピン留めされた「IE11」を5月23日のプレビューパッチで削除するとしていたが、これはすでにアナウンスされている通り中止される。これは顧客からのフィードバックに基づく決定であるとのこと。

 なお、脱「IE11」を進めたい組織には「IE11」を無効化するポリシーの利用が推奨されている。

 次に、「IE11」へまだアクセスできる例外的なシナリオの一部に対し、今後数カ月以内に「Microsoft Edge」へリダイレクトする処理を加えるとのこと。具体的にどのようなケースを指しているのかは定かではないが、WindowsのUIに残されている「IE11」を起動するリンクやボタンの挙動が変更されるものと思われる。

 この措置により、ユーザーが意図せず「IE11」にアクセスしてしまうのを防止し、代わりにより安全でアクティブにメンテナンスされている「Edge」の利用を促したい考えだと思われる。