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「Google カレンダー」で予定にラベルを付けて分類・分析可能に

「時間の分析情報」にカラーカスタマイズ機能が導入

「Google カレンダー」内の「時間の分析情報」にカラーラベル機能が追加

 米Googleは8月16日(現地時間)、同社が提供するスケジュール管理サービス「Google カレンダー」内の機能「時間の分析情報」について、予定ごとにカラーラベルを追加して各イベントに費やした時間を分類できる機能を実装すると発表した。即時リリース方式のドメインの場合は同日より、計画的リリース方式のドメインの場合は8月30日以降、順次ロールアウトされ、本機能が利用できるまで最大15日以上かかる見込み。

 「時間の分析情報」は、1日の勤務時間内で特定の業務に費やした時間などを表示する機能。主にWeb会議のイベントデータを分析の対象としており、参加者数別の会議時間の内訳・会議に割いた時間・会議に参加したユーザーといった情報が「Google カレンダー」右側にパネル表示される。コロナ禍による職場環境の変化に伴い、Web会議の回数が増えて勤務時間を自ら計画・管理できなくなったと不安を抱えるユーザーをサポートするために導入されたものだ。

 今回新たに追加されたカラーラベル機能は、[時間の分析情報]パネル内でImportant、Personalといったカラーラベルを作成して各イベントに割り当てるもの。従来の内訳表示はモノトーンの濃淡だけで表わされていたが、カラーのカスタマイズが可能になったことで、プロジェクトの作業やスタッフ会議、特定の同僚・関係者とのWeb会議など、各イベントに費やされた時間をより簡単かつ戦略的に追跡できるようになった。

「Time Insights」のカラーラベルを追加する際の利用イメージ

 本機能は実装後、デフォルトでONとなる。[時間の分析情報]パネルでカラーラベルを作成するには、[時間の内訳]グラフの右上にある編集アイコンをクリックすることで可能。また「カレンダー」に表示されているイベントにカラーラベルを追加するには、対象のイベントを右クリックしてラベルを割り当てればよい。

 対象となるのは「Google Workspace」のうち、Business Standard/Business Plus/Enterprise Standard/Enterprise Plus/Education Plus/Nonprofitプランのユーザーのみ。これ以外の「Google Workspace」プランと従来の「G Suite」Basic/Businessのユーザー、個人向けのGoogleアカウントを持つユーザーは対象外となる。