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Excelの新関数「XLOOKUP」を「LibreOffice」でも! ~有志が拡張機能で実現

「XLOOKUP」以外の最新「Excel」関数がいくつか利用できる

「LibreOffice」でも「XLOOKUP」などの最新「Excel」関数を利用できるようにする「Lox365」

 「Microsoft Excel」へ新たに導入された関数「XLOOKUP」は古くからある「VLOOKUP」「HLOOKUP」の代替で、使い勝手・パフォーマンスの面で優れる。そのため、「Google スプレッドシート」などでも採用が広がっているが、「LibreOffice」でも拡張機能の追加で利用可能となるようだ。「LibreOffice」を提供するThe Document Foundation(TDF)が、公式ブログで公開している。

 拡張機能の名前は「Lox365」といい、「GitHub」でソースコードが公開されている。ライセンスは「GPL-3.0」で、無料で利用可能だ。

 インストール方法は簡単で、リリースページから最新の「Lox365.oxt」をダウンロードしてダブルクリックで「LibreOffice」にインポートし、「LibreOffice」を再起動させるだけだ。表計算ソフト「LibreOffice Calc」を起動すると、「Excel」と同じ要領で「XLOOKUP」が利用できるようになる。ただし、「match_mode」や「search_mode」には対応していない。

「Lox365.oxt」をダウンロードしてダブルクリックで「LibreOffice」にインポート
「LibreOffice」の再起動が必要
表計算ソフト「LibreOffice Calc」を起動すると、「Excel」と同じ要領で「XLOOKUP」が利用できるように

 そのほかにも、本拡張機能では最近の「Microsoft Office」や「Microsoft 365」で導入された以下の関数が完全もしくは部分的にサポートされているとのこと。

  • FILTER
  • SORT
  • TEXTSPLIT
  • TOCOL
  • UNIQUE

 「Excel」で使えて「LibreOffice」では利用できない関数はほかにもあるが、本拡張機能を参考にすれば対応も不可能ではないだろう。開発者のgoosepirate氏は、「Lox365」へのコントリビュート(ソースコードを寄贈すること)を歓迎するとしている。

ソフトウェア情報

「Lox365」
【著作権者】
goosepirate 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0(22/09/20)