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「Google スプレッドシート」でスマートチップのメタ情報を表に挿入可能に

人物・ファイル・イベントのスマートチップに関連付けられた情報を抽出

「Google スプレッドシート」

 米Googleは5月17日(現地時間、以下同)、同社が提供するオンライン表計算アプリ「Google スプレッドシート」に「スマートチップ」のメタデータを表に挿入する機能を追加したことを発表した。

 「スマートチップ」は、ユーザー、ファイル、カレンダーなどといった情報をセルに追加できるもの。

 今回追加された機能として、チップ化したファイルの詳細情報を、表に追加できるようになった。追加できる詳細情報は、ドキュメントの所有者、作成時間、ファイルの最終更新日時、ファイル更新者、MIMEタイプなど。

 チップから表に詳細情報を追加するには、詳細データを挿入したいチップを選択し、右クリックメニューからデータ抽出のサイドバーを表示し、URLやファイル所有者などといった、挿入するデータを選択すればよい。

ファイルの詳細情報を追加

 また、チップに入っている情報をネスト(入れ子)して、計算も可能だ。実行するには、数式内でスマートチップが入力されているセル範囲を選択した後に、ピリオドの追加して抽出する内容をオートコンプリートから何を抽出するかを選択する。例えば、「=COUNTUNIQUE(B3:B11.location)」と入力するだけで、人物のスマートチップが入力されたB3:B11から重複のない勤務地の数をカウントしてくれる。

詳細情報を抽出して計算も可能

 挿入したデータは、データ抽出のサイドバーから最新情報に更新することも可能。

 本機能は、即時リリース方式のドメインは5月17日から順次公開され、機能が利用できるまで15日以上かかる可能性がある。計画的リリース方式のドメインは6月14日から順次公開、利用できるまで最大15日かかる見込みだ。

 なお、本機能は一部のデータに限り、全ての「Google Workspace」ユーザーおよび個人のGoogle アカウントを持つユーザーが利用できる。すべてのデータを利用するには以下のエディションが必要だ。

  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Essentials
  • Enterprise Essentials Plus
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
  • Education Fundamentals
  • Education Plus
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