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「Windows 365」アプリがパブリックプレビュー ~クラウドPCへ接続するための専用クライアント
いずれはWindows 11標準アプリに
2022年10月14日 09:00
米Microsoftは10月12日(現地時間)、「Windows 365」アプリのパブリックプレビューを発表した。今年4月に開催されたバーチャルイベントで予告されていたものだ。
「Windows 365」は、同社のクラウドサービス「Azure」上で動作するWindows 10/11仮想環境へリモートアクセスできるようにしたソリューション。インターネット回線とモダンなWebブラウザーさえあれば、場所やデバイス・OSの種類を問わずいつもの作業環境にアクセスし、前回中断したところから業務を再開できるのが特徴だ。
今回パブリックプレビューされた「Windows 365」アプリは、このソリューションの専用クライアントだ。Webブラウザーやリモートデスクトップ接続クライアントを利用するのと比べて、以下のメリットがあるという。
- マルチモニターが有効であれば、自動でフルスクリーン起動。ローカルPCとのやりとりを行う場合は、ウィンドウモードにすることもできる
- Windows 10/11の[スタート]画面やタスクバーから簡単にアクセス
- 多要素認証(MFA)や「Microsoft Authenticator」アプリへの対応
- スクリーンリーダーとキーボードショートカットを使用したアクセシビリティ
「Windows 365」アプリは「windows365.microsoft.com」や「Microsoft Store」から入手可能で、アップデートは自動で行われる。IT管理者によるメンテナンスは不要だ。導入エクスペリエンスが完了すると、「Microsoft Dev Box」を含むクラウドPCがすべてリストアップされる。クラウドPCのリスタートやリネーム、トラブルシューティングといったタスクも、「Windows 365」アプリ上で行える。
なお、本アプリはWindows 11にバンドルされる予定。そうなれば、わざわざダウンロード・セットアップする必要はなくなる。