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「e-Tax」のマイナンバーカード読み取りが1回に ~IE/Windows 8.1対応終了やGoogle Chrome拡張機能の更新には注意

「本人確認」機能を個人向けに提供開始、確定申告がますます手軽に

「e-Tax」の「本人確認」機能が個人向けに提供開始

 国税庁は1月4日、国税電子申告・納税システム「e-Tax」(イータックス)で個人向けに「本人確認」機能の提供を開始した。これは昨年8月にアナウンスされていた機能で、これまで複数回必要だったマイナンバーカードの読み取りが、「本人確認」の1回で済むようになる。

 たとえば確定申告書等作成コーナーを利用する際、マイナンバーカード方式で申告書を作成・送信するには、登録状況の事前確認で1回、入力データを申請者本人が作成して改竄されていないことの確認に1回、そして「e-Tax」システム自体へのログインでも1回、都合3回の認証が必要だった。しかし、事前に「本人確認」を行えば、以下のソフトからログインした場合に電子署名の付与、つまりマイナンバーカードの読み取りが不要となる。

  • 確定申告書等作成コーナー
  • 受付システム
  • e-Taxソフト(WEB版)
  • e-Taxソフト(SP版)

 マイナンバーカードの読み取りという煩わしい作業が激減することで、スムーズに申告処理を終えることができるだろう。

 なお、今年の確定申告に関しては「Internet Explorer 11」および「Windows 8.1」のサポート終了に注意。

 また、同日以降「e-Taxソフト(WEB版)」などを利用する場合は「Google Chrome」拡張機能「e-Tax AP」をv3.0.0.0へ更新する必要がある。すでに導入済みに場合は、「Chrome ウェブストア」で一度旧バージョンを削除し、再度インストールする必要があるとのこと。

「Google Chrome」拡張機能「e-Tax AP」v3.0.0.0へ