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複数ディスプレイ環境の快適化ツール「MultiMonitorTool」v2.00が公開

モニターの設定を保存・復元するのが簡単に。ウィンドウをメインモニターに集める機能も

「MultiMonitorTool」v2.00

 マルチモニター環境で便利な機能をまとめたツール「MultiMonitorTool」が1月23日、v2.00へアップデートされた。Windows XPからWindows 11までをサポートした寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「MultiMonitorTool」はモニターのハードウェア情報・設定のリストアップ、現在のモニター設定のバックアップ・復元、それぞれのモニターで開いているウィンドウのリストアップ、ウィンドウのモニター間移動などが行えるツール。

 メイン画面は上下2ペインに分割されており、上がモニターの一覧、下が選択中のモニターで開かれているウィンドウの一覧となっている。上記の機能はリストビューの右クリックで利用可能。リストビューの項目をダブルクリックすれば、プロパティ画面で詳細な情報を閲覧できる。コマンドラインインターフェイス(CUI)も備えており、他のアプリと連携させるのも容易だ。

 さらに、指定したモニターの内容をミニウィンドウでプレビューすることも可能。サブモニターの電源をOFFにして内容をメインモニターで監視するといったこともできる。この機能はツールバーから呼び出せる。

上ペインにはモニターの一覧。右クリメニューから電源の管理や画面の回転といったアクションが可能
下ペインには選択中モニターで開かれているウィンドウの一覧。モニター間の移動などが可能
リストビューの項目をダブルクリックすれば、プロパティ画面で詳細な情報を閲覧できる(モニターとウィンドウ)

 メジャーバージョンアップとなるv2.00では、「/SetMonitors」起動オプションが追加。わざわざモニター設定をファイルにしなくても、コマンドラインだけでモニターの設定が行えるようになった。選択したモニター設定をあとで「/SetMonitors」で簡単に復元できるよう、コマンドを生成・出力し、クリップボードへコピーする機能も導入されている。その際は、モニターの識別方法も指定できる。

選択したモニターの設定を復元するコマンドをクリップボードへコピー

 そのほかにも、初期リリース以降から多くの改善が施された。その多くは表示できる情報やコマンドラインオプションの拡充だが、すべてのウィンドウをプライマリモニタに移動するコマンド([Ctrl]+[Shift]+[F1])といった便利な機能も追加されている。何らかの理由でウィンドウが画面外に移動して戻せなくなった場合のレスキューツールとして利用できる。

ソフトウェア情報

「MultiMonitorTool」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
Windows XPからWindows 11まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.00(23/01/23)