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「TweetDeck」が一時ログイン不能、復旧済み ~「Tweeten」は依然利用不能

ログイン不能の対策としてプレビュー版への切り替えが流布する

「TweetDeck」(tweetdeck.twitter.com)通常版

 日本時間8月9日午前より、「TweetDeck」にログインできないトラブルが発生していた。「Twitter」の障害「Twitter API」の無料アクセス終了と時期を同じくしていたため、それらとの関連も疑われているが詳細は不明。

 「TweetDeck」(tweetdeck.twitter.com)は、同社が以前に買収したマルチアカウント・マルチカラム対応のクライアント。複数のタイムラインを並べて表示したり、1つのアカウントを複数のアカウントで管理することが可能で、パワーユーザーや組織アカウントの運用に向いている。Webアプリケーションとなっているので、Webブラウザーがあればインストール不要で利用できるのもメリットだ。

 「TweetDeck」の障害に際しては、Cookieの書き換えでプレビュー版(Beta)へ切り替えるという回避策も案内されていたが、現在では通常版(Legacy)で問題なくログインできる。

「TweetDeck」(tweetdeck.twitter.com)プレビュー版。「twitter.com」をマルチカラムにしたようなデザインへとリフレッシュされているが、異なるアカウントでツイートしたり、リツイートする機能はないようだ
通常版(tweetdeck_version=legacy)とプレビュー版(tweetdeck_version=beta)は、開発者ツールのコンソールでCookieを書き換えてリロードすれば切り替えられる

 ただし、サービス側の障害の余波か、最新のツイート取得に失敗することがあるなど、まだ不安定さを残しているようなので注意したい。

 なお、窓の杜ライブラリには「TweetDeck」をカスタマイズした高機能アプリ「Tweeten」が収録されているが、現在利用できなくなっている。

「Tweeten」は利用不可

 「Tweeten」はプレビュー版「TweetDeck」に対応しておらず、またこれに対応する計画もない。そのため、このまま利用できなくなる公算が大きい。

 代替策としては、「tweetdeck.twitter.com」をPWAとしてインストールするのがおすすめ。「Tweeten」で実現されていた追加機能は使えないが、「TweetDeck」をあたかもローカルアプリのように利用できる。

代わりに、「tweetdeck.twitter.com」をPWAとしてインストールするとよい