ニュース

「Thunderbird 102.12.0」が公開 ~自動更新の配信も開始【6月12日追記】

細部の不具合も解決。深刻度「high」の脆弱性2件を修正

「Thunderbird」v102.12.0が公開

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.12.0が、6月7日(米国時間)に公開された。1日遅れで自動更新の配信も確認している。

 本バージョンでは「Firefox ESR 102.12.0」ベースへアップデートされたほか、以下の不具合が修正されている。

  • S/MIMEリマインダーが有効かつLDAPアドレス帳を使用している場合、「受信者証明書のディレクトリを検索」ポップアップが作成ウィンドウをブロックすることがある
  • 「prefers-reduced-motion」が設定されていても、一部の要素でアニメーションが使用されることがあった。
  • ビジュアルとテーマの改善

 セキュリティ修正の内容はまだ発表されていないが、「Firefox ESR 102.12」と同じ修正が施されているとみられる。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

[2023年6月12日編集部追記] 「Thunderbird」のセキュリティ情報が更新され、v102.12の修正内容が判明した。それによると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件。深刻度はいずれもMoziilaの基準で4段階中2番目に高い「high」となっている。