ニュース
「Thunderbird 102.12.0」が公開 ~自動更新の配信も開始【6月12日追記】
細部の不具合も解決。深刻度「high」の脆弱性2件を修正
2023年6月9日 15:43
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.12.0が、6月7日(米国時間)に公開された。1日遅れで自動更新の配信も確認している。
本バージョンでは「Firefox ESR 102.12.0」ベースへアップデートされたほか、以下の不具合が修正されている。
- S/MIMEリマインダーが有効かつLDAPアドレス帳を使用している場合、「受信者証明書のディレクトリを検索」ポップアップが作成ウィンドウをブロックすることがある
- 「prefers-reduced-motion」が設定されていても、一部の要素でアニメーションが使用されることがあった。
- ビジュアルとテーマの改善
セキュリティ修正の内容はまだ発表されていないが、「Firefox ESR 102.12」と同じ修正が施されているとみられる。
「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。
[2023年6月12日編集部追記] 「Thunderbird」のセキュリティ情報が更新され、v102.12の修正内容が判明した。それによると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件。深刻度はいずれもMoziilaの基準で4段階中2番目に高い「high」となっている。