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Microsoftが「Excel」のWeb版にAIが数式を提案してくれる機能を解放、ただし……

対応は今のところ英語のみ

 米Microsoftは6月26日(現地時間)、Web版の「Microsoft Excel」で2022年12月から一部ユーザーに導入されていた数式の提案機能を、すべてのユーザーに展開したことを発表した。

Web版「Microsoft Excel」にAIが数式を提案してくれる機能

 数式の提案(Formula Suggestions)は、同社の研究機関「Microsoft Research」(MSR)とケンブリッジ大学の研究チームによって共同開発された機能。機械学習モデルを利用し、ユーザーがセルに「=」と入力したタイミングでユーザーが望む数式とデータの範囲を自動で推測し、入力補完を行う。現在のところ、以下の集計関数が利用可能だ。

  • SUM
  • MIN
  • MAX
  • AVERAGE
  • COUNT
  • COUNTA

 自動提案は列だけではなく、行に対しても行われる。

 この機能は生産性向上に役立つのはもちろん、熟練ユーザーでもやりがちなミスを防止したり、初学者が知らない関数を発見したりといった副次的な効果も期待できる。

 ただし、利用できるのは今のところ[ファイル]メニューから「Excel」の優先言語を「英語」に設定しているユーザーのみだ。日本語への対応にも期待したい。