ニュース

「Excel」の操作を「Office スクリプト」で記録する機能がデスクトップ版に

2023年5月更新で最新チャネルに

「Excel」の操作を「Office スクリプト」で記録するアクションレコーダー(Web版のもの)

 米Microsoftは6月1日(現地時間)、「Microsoft 365」アプリの「バージョン 2305」(Build 16501.20196)を最新チャネルでリリースした。デスクトップ版「Excel」の操作を「Office スクリプト」で記録するアクションレコーダーが新たに導入されている。

 「Office スクリプト」(Office Scripts)は、ユーザーによる「Excel」操作をJavaScriptとして記録するマクロ機能。定型化された処理を自動化したり、他の環境へ適用・反復することができる。Web版「Excel」では2021年から一般提供されているが、デスクトップ版(Windows/Mac)での操作記録機能はこれまで利用できなかった。

 この機能は、以下の商用または教育機関向けライセンスで利用可能。管理者が「Microsoft 365 管理センター」で「Office スクリプト」を有効にする必要がある。

  • Microsoft 365 Apps for business
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Apps for enterprise
  • Office 365 ProPlus for Devices
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E5
  • Office 365 A3
  • Office 365 A5

 加えて、スクリプトをクラウドに保存するために「OneDrive for Business」が必要。また、初回利用時のサーバー認証が要求される。

 「Office スクリプト」が利用可能な環境で追加される[自動化]リボンの[操作を記録]コマンドを実行すると、「Excel」の操作をスクリプト化できるようになる。記録したスクリプトは編集や共有も可能だ。

記録したスクリプトは編集や共有も可能

 そのほかにも、このアップデートではWindows版「Outlook」と「PowerPoint」で新しい[アクセシビリティ]リボンが導入される。