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「Excel」2023年10月のアップデートまとめ Web版で作業の自動化が容易に
Windows/Mac版では自動データ変換を抑制する機能が一般提供
2023年11月7日 06:45
米Microsoftは、「Microsoft Excel」の2023年11月アップデートを発表した。Web版で「Power Automate」ボタンを利用したタスクの自動化操作が可能になったほか、Windows/Mac版で意図しない形式への自動変換を防ぐ機能が追加された。
「Power Automate」ボタン（Web版）
リボンの［自動化］タブにある［タスクを自動化する］ボタンをクリックした際に「Power Automate」のサイドパネルが表示されるようになった。「ChatGPT」に対応したテンプレートも用意され、「ChatGPT」に行の分類を依頼することもできる。
「数式バー」に4つの新機能（Web版）
数式の作成と修正に役立つ数式バーの改善が4つ行われた。
- 関数の挿入ダイアログ： 関数がカテゴリごとに整理され、プルダウンから選択できる
- 括弧の結合： 括弧ペアを視覚的に強調表示する
- 等幅フォントの導入： 数式の作成、編集、読みやすさが向上
- 値のプレビュー： 数式の任意の部分にマウスポインターを置いたり選択したりすると処理結果のプレビューが表示される
［クエリと接続］ペイン（Web版）
クエリの削除、複製、名前変更、フォルダーへのドラッグ＆ドロップを行える［クエリと接続］ペインが追加された。
セル内でチェックボックスを使用（Windows版Insider）
チェックボックスをセル内へ簡単に挿入できるようになった。TRUE値とFALSE値を視覚化したり、データ入力を簡素化できる。
「自動データ変換」機能の抑制（Windows版、Mac版）
自動データ変換を抑制する機能が追加された。
データの望ましくない、予期しない形式への変換（勝手に「数値」として扱われ、冒頭のゼロが消えてしまうなど）を防ぐ。
「Webコネクター（Web Connector）」をアップデート（Windows版）
Webページに含まれるテーブルなどを「Excel」ワークブックへデータとして取り込める「Power Query」機能として、Webコネクターで新しく以下のような操作が可能になった。
- テーブルの提案：Webページのテーブルを自動検出する。従来は取得できなかったテーブルも検出可能に
- 例を提供してテーブルの追加：抽出したいデータのサンプル値を入力すると、AIがテーブル構造を提案する
