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アドビ、生成AI「Adobe Firefly」搭載の「Adobe Express」新バージョンを提供開始
日本語のプロンプト入力もサポート
2023年8月18日 15:50
米Adobeは8月16日（現地時間）、同社が提供中の画像生成AI「Adobe Firefly」（ベータ版）を搭載したデスクトップ版最新バージョンの一般提供を開始した。日本語を含む100以上の言語のプロンプト入力をサポートしており、動画の「背景削除」「トランザクションの追加」といった編集機能の強化がなされている。
アドビによれば、本バージョンはAIファーストの思想で設計され、写真、デザイン、動画、ドキュメント、生成AIの分野で提供しているツールのパワーと精度を受け継いだものになっている。
「Adobe Firefly」はクリエイターのワークフローに直接組み込むことができ、生成されたカスタム画像やテキスト効果、コンテンツは商用利用でも安全に使用できるように設計されている。「Adobe Firefly」は、SNSコンテンツや動画、PDF、デジタルカードやチラシなど、多様なコンテンツの作成が可能なデザインツール。AIを活用した新機能はモバイル版でも近日中に対応する予定となっている。
そのほか、「Adobe Express」の最新版では以下の追加機能が行われた。
- 各種SNSに対応した形式でデザイン作成
動画や画像、PDF、アニメーションなどを、InstagramやTikTokなど各種SNSに対応した形式で作成可能 - Photoshop、Illustratorとのワークフロー連携
「Adobe Express」内で「Adobe Photoshop」」や「Adobe Illustrator」のクリエイティブアセットに直接アクセスして編集したり、リンクファイルを追加して作業できるようになった - 新しいテンプレートとデザインエレメント
動画と複数ページに対応したテンプレートやエレメントを、「Adobe Stock」を活用して検索可能 - AI機能の強化
デザイン制作においてコンテンツに最適な追加要素をすばやく見つけたり、パーソナライズされたテンプレートの提案を受けられる - クイックアクションの充実
画像や動画の背景削除、動画のトランジションの追加、音声によるキャラクターのアニメーション化、画像のGIF変換、PDF編集といった機能を拡充 - 制作プロセスの迅速化
リアルタイムの共同編集、シームレスなレビュー、コメント機能が改善された - アニメーションの強化
録音したセリフにキャラクターの唇やジェスチャーを同期してアニメーションさせられるほか、「フェード」、「ポップ」、「フリッカー」、「バンジー」を追加