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画像生成AI「Adobe Firefly」ベータ版が一般開放 ～「Photoshop」も“言葉で”操れる

選択部分をテキストで説明した通りに編集してくれる「Generative fill」が革命的

2023年5月24日 09:00

現在ベータテスト中の画像生成AI「Adobe Firefly」を誰でも利用可能に

　米Adobeは5月23日（現地時間）、現在ベータテスト中の画像生成AI「Adobe Firefly」を一般開放したと発表した。まだ正式提供（GA）ではないが、「Adobe アカウント」さえあれば誰でも「Firefly」のパワーを体験できる。

　「Adobe Firefly」は、同社がテストしているジェネレーティブ（生成）AI。普通の言葉で指令を出すと（テキストプロンプト）、それに基づいて画像を生成したり、編集することができる。テキストにスタイルやテクスチャーを適用したり、ベクターアートワークのカラーバリエーションを生成したり、画像の構図を3Dで指示したり、写っていない部分を補いながらアスペクト比を変更したりすることが可能で、動画の編集も模索されている。

テキストで説明した通りに編集してくれる「Generative fill」

　なかでも「Generative fill」（生成塗りつぶし）と呼ばれていると呼ばれている機能は強力で、選択したオブジェクトを削除してその隙間を補ったり、テキストで説明したオブジェクトを追加したり、選択部分をユーザーが言葉で指定した通りに編集することが可能。この機能はベータ版「Adobe Photoshop」にも組み込まれており、実際に体験できる。

Adobe Photoshop (beta) x Adobe Firefly: Announcing Generative Fill

　なお、「Generative fill」は現在のところ、商用が認められていないので注意。また、中国でも利用不可。テキストプロンプトは英語で記述する必要がある。