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「Copilot in Windows」+マルチモニター環境で問題、「Windows 11 2023 Update」の提供を一時中断

デスクトップのアイコンが予期せず他のモニターへ移動してしまう

同社のリリース

 米Microsoftは12月1日(現地時間)、「Copilot in Windows」に問題があることを明らかにした。マルチモニター環境でデスクトップのアイコンが予期せず他のモニターへ移動してしまったり、アイコンの配置に問題が生じることがあるという。

 「Copilot in Windows」(旧称:Windows Copilot)は、WindowsデスクトップでAIチャットと対話できるようにする機能。タスクバーの「Copilot」アイコンをクリックするとデスクトップ右側にサイドパネルが現れ、そこで「Bing」ベースのAIチャットを利用できる。サイドパネルは[Window]+[C]キーで開閉することも可能。

WindowsデスクトップでAIチャットと対話できる「Copilot in Windows」(スクリーンショットはプレビュー版Windows 11のもの)

 同社は今回の問題を重くみているようで、トラブルの再発を防止するために影響の及ぶ可能性のあるデバイスで「Copilot in Windows」の展開を停止しているようだ。また、セーフガードが適用されており、「Windows 11 2023 Update」(バージョン 23H2)へのアップグレードも一時中断されているとのこと。問題が解決されセーフガードが解除されるまで、[今すぐ更新]ボタンやメディア作成ツールを利用した手動アップグレードも推奨されない。

 影響するプラットフォームは、以下の通り。クライアントOSのみで、サーバーOSには影響しない。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 22H2

 同社は現在、解決に向けて取り組んでおり、次回のリリースで最新情報を提供するとしている。

「Windows 11 バージョン 23H2」でセーフガード適用中の問題は2件に