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Windows 10にも「Copilot in Windows」が導入へ ~Microsoftが明らかに

サポート期間が残り2年を切ったOSに異例の追加投資、ただしサポート終了日に変更なし

Windows 10にも「Copilot in Windows」が導入へ

 Windows 11で導入が進んでいるデスクトップAI「Copilot in Windows」(旧称:Windows Copilot)が、Windows 10にもバックポートされるとのこと。米Microsoftが明らかにした。

 同社は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大でPCが私たちの生活における価値と重要性を高めたのと同様、AIによってもPCの価値と重要性がさらに高まっていると指摘。「Copilot in Windows」がPCの中心になると考えているという。Windows 11で先行導入した「Copilot in Windows」はまだプレビューの段階にあるが、多くのユーザーから好意的な反応が寄せられているとのことで、これにアクセスできるユーザーを拡大したい考えだ。

 詳細は今後、Windowsリリース正常性ダッシュボードのメッセージセンター、「Microsoft 365」メッセージセンター、リリースノートなどを介して情報が共有される。Windows 11と同様、「制御された機能ロールアウト」(CFR)と呼ばれる手法で段階的に提供範囲が拡大される。

 一足先にWindows 10で「Copilot in Windows」を体験したい場合は、「Windows Insider Program」に参加して、米国時間11月16日にRelease Previewチャネルで公開された「Windows 10」Build 19045.3754へアップデートし、[Windows Update]設定画面の[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]トグルを有効化にすればよい。

 なお、Windows 10はサポート期間が残り2年を切っている。このタイミングで追加の投資が行われるのは異例といえるだろう。ただし、同社にサポート終了日を延ばすつもりは今のところまったくないようだ。同社のサポートページでも、サポート終了日は2025年10月14日で変わらないことが強調されている。

同社のサポートページ