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「Vivaldi 6.5」が公開 ~指定条件でタブを自動で分類するワークスペースルールを追加

セッションをパネルから開ける「セッションパネル」や、ブラウジング履歴の完全同期も

「Vivaldi」v6.5.3206.39

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは12月14日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi 6.5」を正式公開した。本バージョンではワークスペースルールやセッションパネルといった新機能が導入されている。

ワークスペースルール

 「Vivaldi 6.0」で導入されたワークスペースは、用途や目的ごとにタブをグループ化できる便利な機能だ。しかし、自分でワークスペースを管理するのは少し面倒に感じることもあるだろう。

 そこで、あらかじめ設定したルールに基づいてワークスペースを自動的に整理する機能が追加された。たとえば「amazon.co.jp」を「ショッピング」のワークグループへ移動したり、宿泊施設の検索や航空会社のタブは「旅行」のワークグループにまとめたりといったことが簡単に行えて便利だ。

あらかじめ設定したルールに基づいてワークスペースを自動的に整理する「ワークスペースルール」

セッションパネル

 セッションパネルはサイドパネルの1つで、現在の閲覧状態を保存してあとで簡単に復元できるようにする「セッション」を、で一覧表示して開くことが可能。セッションは開いているタブだけでなく、ウィンドウやワークスペースまで元通りにできる。

 調べ物を中断して、他のタスクをしなければならなくなったときなどに有用だ。セッションにはわかりやすい名前を付けることもできるため、タスクごとに最適な閲覧状態をセッションとして保存し、高度なブックマークとして使ってもよいだろう。

現在の閲覧状態を「セッション」として保存し、あとで簡単に復元できるようにする「セッションパネル」

 また、パネルの下部の[セッションの自動バックアップ]オプションを有効化すれば、指定した日数分のセッションを1時間ごとにバックアップすることも可能。「X時間前の閲覧状態に戻したい」といったニーズにもこたえてくれる。

 そのほかにも、「Vivaldi 6.5」では以下の改善が盛り込まれている。

  • 「Vivaldi」の同期機能を強化。アクセスしたウェブページのリストを含むブラウジング履歴を、すべてのデバイスで完全に同期できるように
  • 同期済みタブへのアクセスを改善。アドレス欄とウィンドウパネルから利用可能に
  • 「メモ」サイドパネルを改善。過去に作成したメモの末尾に選択テキストを追加するコマンドが利用可能

 デスクトップ版「Vivaldi」は、Windows/Mac/Linux/ChromeOSに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Android/iOS/iPad版も同時にリリースされている。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」Windows版
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.5.3206.39(23/12/14)