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「Meta Quest 2」が新年から7,700円の値下げ、128GBモデルは再び発売当初の3万円台に

日本時間1月1日から価格変更を実施

「Meta Quest 2」の値下げが発表。日本時間1月1日から

 米Metaは12月31日(現地時間)、同社製スタンドアロンVRヘッドセット「Meta Quest 2」の販売価格を値下げすると発表した。日本時間1月1日より、128GBモデルが現行の47,300円から39,600円に、256GBモデルが53,900円から46,200円に。各モデルともに7,700円の値下げとなる。

 「Meta Quest 2」は、2020年10月より販売開始された、PCもコンソールも不要なオールインワンVRヘッドセット。「BCN AWARD」VR・ARゴーグル部門を4年連続で受賞するなど、VRを始めるのに本格的かつ手頃なデバイスとしてユーザーから高い評価を獲得した。昨年2023年10月には、最新モデルであるMRヘッドセット「Meta Quest 3」(最低価格74,800円)が発売されたが、現在でもエントリーモデルとして「Meta Quest 2」が併売される形となっている。

「Meta Quest 2」のセット内容

 今回の値下げについては、2023年11月12日から12月31日にかけて実施されていた7,700円引きキャンペーンが、そのまま通常価格へと反映されたもののようにも見えるが、同社は「ホリデーギフトのシーズンということもあり、直近でも多くの利用者がMeta Questのコミュニティに新たに加わりました。VRをより手頃な価格で提供し、さらに多くの方々にコミュニティに参加してもらうため」と説明している。

 「Meta Quest 2」は発売当初、3万円台というエントリーしやすい手頃な価格が大きな魅力でもあった(初期には64GBモデルが存在)。しかし、2022年には製造・出荷コストの上昇や円安の影響により、2万円以上の大幅値上げを実施。その後、数回にわたって値下げが行なわれたものの、4万円の壁を崩すことはできていなかった。今回の値下げにより、モデルラインナップの最低価格がようやく発売当初に近い3万円台へと戻る形となる。

 なお、「Meta Quest 2」は「Quest 3」発売後も、GPU/CPUアップデートによる性能向上が行なわれている。大作VRアクションRPG「Asgard's Wrath 2」をはじめ、500以上のタイトルコンテンツを体験可能だ。