ニュース

Metaが“VRヘッドセット専用”からメタバースを開放 ~「Horizon Worlds」のモバイル版とWeb版が提供へ

アーリーアクセス中だが、そもそも日本は……

Meta、「Horizon Worlds」のモバイル版とWeb版を提供へ

 米Metaは9月14日(現地時間)、同社のメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」(日本未ローンチ)のモバイル版とWeb版を提供すると発表した。現在、一部ユーザーに対してアーリーアクセスを実施中で、Android向けアプリ「Meta Quest」および任意のWebブラウザーから無料で利用できる。

 同社は、メタバース上でソーシャル体験を可能にする自社製ソフトウェアを「Horizon」シリーズと称して提供。なかでも、自分の分身であるアバターを通じてバーチャル空間上でさまざまな体験ができる「Horizon Worlds」はこれまで、今秋に最新モデル「Meta Quest 3」の発売が控える、VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ専用アプリとして展開されていた。

Horizon Worlds | Meta Quest 2
モバイル版とWeb版へのアーリーアクセスは専用ページ(horizon.meta.com)からリクエストできる

 従来、Metaの考えるメタバースの特徴として「没入感(Immersiveness)」や「実際にその場にいるかのような感覚(Presense)」が強調されていた。

 今回の発表に際し、同社は「Quest」シリーズがメタバースにアクセスする最も没入感のある方法としつつ、「メタバースは、どんなデバイスを使っているかに関わらず、誰でも利用できるものでなければならない」とコメント。「Horizon Worlds」のモバイル版とWeb版の提供は、そのビジョンを実現し、より多くの人々に体験を開放するための一歩だとした。

 なお、テスト中にアクセスできるのは「Super Rumble」のみ。今後数カ月以内に対応ワールドを追加していくとのこと。また、iOS版は数週間のうちに提供予定。同社は、フィードバックを収集して体験を進化させながら、徐々にアーリーアクセスの対象を拡大していくとしている。