Meta、AIアシスタント「Meta AI」を発表 ～情報検索には「Microsoft Bing」を利用

Meta、会話AIアシスタント「Meta AI」を発表

　米Metaは9月27日（現地時間）、開発者向け年次カンファレンス「Meta Connect 2023」において、AIアシスタント「Meta AI」を発表した。「WhatsApp」、「Messenger」、「Instagram」にてベータ版が利用可能で（現時点では米国のみ）、新製品の「Ray-Ban Meta smart glasses」および「Meta Quest 3」にも搭載予定。

　「Meta AI」は、人間のように対話できるAIアシスタント。同社が研究を進めている大規模言語モデル「Llama 2」とテクノロジーを活用したカスタムモデルが搭載されている。

　テキストベースのチャットにおいて、「Meta AI」は米Microsoftの「Bing」との検索パートナーシップを通じて、リアルタイムにWeb情報へアクセスしたり、カメラではキャプチャーできないようなフォトリアリスティックな画像を生成、テキストプロンプトから数秒で友人と共有できるという。

「Meta AI」の動作イメージ

　また「Meta AI」に加えて、「WhatsApp」、「Messenger」、「Instagram」に28種類の個性豊かなAIキャラクターを導入。各AIキャラクターにはユニークな性格、独自のバックストーリーがあり、AIはただ質問に答えるだけの存在ではなく、対話するのがもっと楽しいものになるという。

　また、AIとの対話を馴染みのある人々と話しているように感じられるよう、AIキャラクターの一部には大坂なおみ（タミカ役）ら著名人が起用されている。

　なお、これらAIキャラクターも、米国でベータ版の展開を開始予定。今後数週間以内にベア・グリルス、クロエ・キム、ジョシュ・リチャーズらが演じる新キャラクターが追加されるとのこと。

28種類の個性豊かなAIキャラクター

AIキャラクターの一部にはインフルエンサーや著名人を起用

新製品のスマートグラス「Ray-Ban Meta smart glasses」も発表