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写真でチェックする「Meta Quest 3」 ~MRヘッドセットに進化を遂げた最新モデル、ついに本日発売
128GB/512GBモデルを展開、価格は74,800円から
2023年10月10日 00:15
米Metaは、新型VR・MRヘッドセット「Meta Quest 3」を日本を含む世界23カ国において、本日10月10日に発売した。価格は、128GBモデルが74,800円、512GBモデルが96,800円。購入特典として、128GBモデルにはVRアクションRPG「Asgard's Wrath 2」(5,990円相当)が、512GBモデルには「Asgard's Wrath 2」とVRサブスクリプションサービス「Meta Quest+」6カ月分(13,190円相当)が、それぞれ付属する。
「Meta Quest 3」は、スタンドアローン型VRヘッドセット「Meta Quest(旧名:Oculus Quest)」シリーズの最新モデル。2020年に登場した前世代モデル「Meta Quest 2」より、約3年振りの新型モデルの登場となる。
さまざまな体験を可能にする“MR(複合現実)ヘッドセット”として大幅な進化を遂げた最新モデルでは、「Quest 2」と比べて10倍以上の画素数で、忠実度の高いフルカラーパススルーを実現。現実のコーヒーテーブル上でバーチャルのピアノを演奏したり、リビングルームの部屋から異次元への扉を開いたりすることができるようになった。「Quest 3」ヘッドセット本体の側面をダブルタップするだけで、VR体験と物理的な世界に仮想的な要素を重ねて融合された環境(MR)との間をシームレスに行き来可能だ。
パフォーマンス面では、米Qualcomm Technologies社と共同開発された新チップ「Snapdragon XR2 Gen 2」を搭載。先代「Quest 2」と比較して2倍のグラフィックス処理能力を有する。また、4Kを超える「Infinite Display」は、同じく「Quest 2」と比較して解像度が約30%近く向上。1度あたり25ピクセル、1インチあたり1,218ピクセル、片目あたり2,064×2,208の解像度と、“Questシリーズ史上最も先進的”と称する高解像度ディスプレイを実現した。
さらに「Meta Quest 3」では、進化した空間オーディオを搭載しており、実際の音に囲まれた感覚を味わえる。音の明瞭度と低音域が強化され、「Quest 2」よりも再生音域の音量が40%増加。これまでにない没入感を体験できる。
デザイン面では、次世代パンケーキレンズの採用により、視覚の没入感を損なうことなく、「Quest 2」と比較して40%スリム化。再設計を通じてより薄型なヘッドセットとなったことで、「Meta Quest 3」はカスタマイズ可能なフィット感とバランスの取れた重量配分が特徴となっている。メガネの上からヘッドセットを装着する場合でも、髪型や顔の形に合わせて調整する場合でも、ソフトで調節可能なストラップでさまざまなニーズに対応する。
「Meta Quest 3」に搭載されている「Touch Plusコントローラー」は、人間工学に基づき、より簡素化された形状へとデザインを刷新。トラッキング技術の進歩により、外側のトラッキングリングがなくなり、コントローラーを手の延長のように自然に、そしてスペースを取らずに使用できるようになった。
また「Meta Quest Touch Proコントローラー」で初搭載された「TruTouchハプティクス」を採用し、リアルな感覚を味わえる。さらに、自分自身の手だけでバーチャルオブジェクトを操作できる「ダイレクトタッチ」を使用すれば、コントローラーがなくても操作が可能となる。
対応ソフトについては、500以上のVRゲームやアプリ、体験からなる「Meta Quest 2」のコンテンツカタログと後方互換性を有しており、発売初日からアクセス可能だ。「Meta Quest 3」には今年だけで100以上の新規タイトルやアップグレードタイトルが登場し、その半数以上がMRに対応予定。なお、MRコンテンツは「Meta Quest 3」と「Meta Quest Pro」のみでの対応となる。
さらに、今年12月には米Microsoft社のクラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」に対応し、「Halo Infinite」や「Forza Horizon 5」といったXboxのゲームを、Questヘッドセット上の巨大なスクリーンでプレイできるようになるほか、ビジネス向けには「Microsoft 365」アプリ(Word、PowerPoint、Excelなど)にもいよいよ対応。Windowsのエクスペリエンスを「Meta Quest」に安全にストリーミングする新しい方法を提供する。
写真でチェックする「Meta Quest 3」
いよいよ本日10月10日に発売日を迎えた「Meta Quest 3」。弊誌では、その発売に先駆けて実機サンプルを手にする機会を得たので、以下、開封写真をお届けする。
なお、「Meta Quest 3」に関するレビューは別稿にてお届けしている。果たして、次世代の複合現実を体験できるという新型ヘッドセットとはいかなるものなのか、そちらも合わせてお楽しみいただければ幸いだ。
「Meta Quest 3」セット内容
- Meta Quest 3ヘッドセット
- 標準接顔部(取付済)
- Meta Quest Touch Plusコントローラー2機
- 手首ストラップ2本(取付済)
- 電源アダプター
- 充電ケーブル
- 単3電池2本
製品寸法 | 184mm(L)x 160mm(W)x 98 mm(H)(ヘッドセット、接顔部、 同梱のソフトストラップを最小に設定した場合) |
製品重量 | 515g |
ストレージ | 128GB、512GB |
SoC | Snapdragon XR2 Gen 2 |
RAM | 8GB |
オーディオ | ステレオスピーカー・マイク内蔵、3.5mmヘッドフォンジャックに対応 |
MRセンサー | 18 ppdのRGBカメラ(2台搭載) |
ディスプレイ解像度 | 片目当たり2,064×2,208 |
リフレッシュレート | 72Hz、80Hz、90Hz、120Hz(試験中) |
視野角 | 水平110度、垂直96度 |
光学系 | パンケーキレンズ光学スタック |
レンズ距離調整ホイール 対応IPD(瞳孔間距離) | 53mm~75mm |
アイトラッキング | 非搭載 |
WiFi | Wi-Fi 6E対応(地域による) |
Bluetooth | BT 5.2、BLE |
プレイスペース | 静止モードと歩行モードに対応 |
PCVR対応 | Meta Quest Linkケーブル、Air Linkに対応 |
全体 | 平均2.2時間 |
ゲーム | 平均2.4時間 |
ソーシャル体験 | 平均2.2時間 |
プロダクティビティ | 平均1.5時間 |
メディア | 平均2.9時間 |
充電時間 | 約2時間でフル充電(18Wアダプター付属) |