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「Microsoft Edge」で5件の脆弱性を修正、「Chromium」や「Acrobat」の問題を解決
v120.0.2210.133にアップデートされているかどうか確認を
2024年1月12日 08:34
米Microsoftは1月11日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Edge」v120.0.2210.133を安定(Stable)チャネルでリリースした。ベースとなっている「Chromium」のセキュリティ修正に加え、「Edge」固有の脆弱性への対処が含まれている。
「Chromium」のセキュリティ修正は、先日行われた「Google Chrome」のアップデートと共通。拡張機能でデータ検証が不十分な問題(CVE-2024-0333)が解決された。深刻度の評価は、4段階中上から2番目の「High」。
一方、「Edge」固有の脆弱性は以下の4件(括弧内は深刻度)。このうち「CVE-2024-20721」と「CVE-2024-20709」は「Adobe Acrobat」ベースの内蔵PDFビューワーに関わるもののようだ。
- CVE-2024-21337:権限昇格(Moderate)
- CVE-2024-20675:セキュリティ機能のバイパス(Low)
- CVE-2024-20721:入力値の検証不備によるサービス拒否(DoS)(Moderate)
- CVE-2024-20709:PDFのJavaScript実装の脆弱性(Low)
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。