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GPT-4無料使い放題「リートン」が「GPT-4 Turbo」を一般ユーザーにも無料公開

画像生成AI「SDXL」も追加、文書生成AIはGoogleの「PaLM2」など7種から選択可能に

「リートン」

 (株)リートンテクノロジーズジャパンは1月31日、無料・無制限で「GPT-4」を使えるコンテンツ生成プラットフォーム「リートン」(wrtn)の大型アップデートを実施した。1月17日に予告されたとおり、これまで事前登録者限定で利用できた「GPT-4 Turbo」が無料で一般公開された。

 「GPT-4 Turbo」(モデル名:gpt-4-1106-preview)は、OpenAI社が2023年11月7日にプレビューとして公開したGPTシリーズの最新版。従来のGPT-4より速い生成速度を実現しており、より長文の質問も理解できる。また、「GPT-4」の2021年9月までに対し、2023年4月までの出来事に対応しており、比較的新しい状況を踏まえて回答可能。

「GPT-4 Turbo」

 ただし、「GPT-4 Turbo」を一般ユーザーが利用できるのは17時から19時までの間のみ。事前登録を行ったユーザーは引き続き、無制限で「GPT-4 Turbo」を利用できる。

 さらに、画像生成AI「Stable Diffusion XL」(SDXL)v0.8も利用可能になった。日本語に対応しており、従来の「Stable diffusion 1.5 」や「Stable diffusion 1.6 」に比べ比較的高画質の画像を生成できる。

「Stable Diffusion XL」(SDXL)も利用可能

 また、Google社が提供する比較的複雑な計算や複数の情報を組み合わせ論理的な推論が可能な生成AI「PaLM2」や、OpenAI社の最有力競合企業と目されるAnthropic社が提供する高速生成AI「Claude Instant」、20万トークンに対応する「Claude 2.1」も利用できるようになった。これにより、「リートン」では7種類の文章生成AIを選択して回答を得ることが可能となっている。

「PaLM2」
「Claude Instant」
「Claude 2.1」
7種類の文章生成AIを選択可能

 このほか、質問への回答内容に関連するサイトのURLを3つまで表示する関連リンク機能や、チャットルームの削除・タイトル修正機能、Yahoo!やGoogleのアカウントを利用したソーシャルログイン機能などが追加されている。

チャットルームの削除機能
チャットルームのタイトル修正機能