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NVIDIAが「GeForce NOW」を日本で提供開始 ~解像度は4K・フレームレート120fpsに対応

無料で利用できるプランも用意

NVIDIA、「GeForce NOW」を日本で提供開始

 NVIDIAは4月4日、クラウドゲーミングプラットフォーム「GeForce NOW」の日本での提供を開始した。Free/Priority/Ultimateの3つの料金プランを用意している。

 「GeForce NOW」は、クラウド上にあるサーバーでゲームを動作させ、映像や操作情報をインターネットを通してやり取りするサービス。提供されるのはゲームを動作させるPCにあたるプラットフォームのみで、ゲームの利用権は別途購入が必要。SteamやEpic Gamesなどと連携させることで、「GeForce NOW」に対応するゲームを利用できる。

 これまではソフトバンクとKDDI(au)がアライアンスパートナーとなって日本でのサービスを提供していたが、ソフトバンクでのサービスは3月で終了。NVIDIAの直営によるサービスとして仕切り直した形だ。なおKDDIでのサービスは今後も並行して提供される。

 今回発表された料金プランのうち、Priorityは従来のサービスに相当するもので、最大解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、最大フレームレートは60fps、RTX ON、セッション時間は最大6時間で利用できる。料金は月額1,790円、または6カ月8,950円。

 上位プランとなるUltimateでは、従来より75%高性能になったGeForce RTX 4080 SuperPODを利用できる。解像度は4K(3,840×2,160ドット)やWQHD(2,560x1,440ドット)、さらに最大3,840×1,600ドットのウルトラワイドモニターも利用可能で、最大フレームレートは120fpsに強化される。最大セッション時間も8時間に延長される。料金は月額3,580円、または6カ月17,900円。

 Freeプランは無料で利用できるが、セッション時間は最大1時間で、広告表示も行われる。

 さらにPriorityとUltimateを24時間限定で使用できるDay Passも用意される。こちらの料金はPriorityが650円、Ultimateが1,300円。Day Passは毎日数量限定で販売される。

 「GeForce NOW」ではバージョンアップも継続して行われており、現在はリフレッシュレートを動的に変化させる「NVIDIA G-SYNC」や、操作の遅延を低減する「NVIDIA Reflex」、レイトレーシングに対応したフレームレート向上機能「DLSS 3.5」などが利用可能となっている。

 なお利用者には特典として、オープンワールドRPG「原神」の特典パックが提供される。