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Microsoft、「TLS 1.0」「TLS 1.1」対応を終了 ~2024年10月31日以降、利用不可

「TLS 1.2」またはそれ以降の利用を義務付け

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 米Microsoftは7月4日(現地時間、以下同)、「TLS 1.0」「TLS 1.1」のサポートを10月31日をもって終了すると発表した。2024年10月31日以降、「TLS 1.2」またはそれ以降を用いてサービスとやり取りすることが義務付けられる。

 「TLS」(Transport Layer Security)はインターネット通信を暗号化するプロトコルだが、初期バージョンの「TLS 1.0」や「TLS 1.1」はすでに設計が古く、もはや安全なプロトコルとは言えない。そのため、多くのアプリやサービスで非推奨化、廃止、機能の削除といった措置が取られている。Windowsでも2023年9月のプレビュービルドで既定無効されており、将来のバージョンで廃止される見込みだ。

 2024年10月31日以降、Microsoft Azureのサービスで「TLS 1.0」「TLS 1.1」を用いた通信は利用できなくなる可能性がある。利用の中断を避けるためにも、「TLS 1.2」移行を利用しているかどうかを確認したほうがよいだろう。