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「Microsoft Word」で既存のテキストをCopilotが読者や目的に応じて内容を変更可能に

「Copilot for Microsoft 365」ライセンスをもつWeb版とデスクトップ版ユーザーが使用可能

「Microsoft Word」で既存のテキストをCopilotで編集できるように

 米Microsoftは、7月24日(現地時間)、デスクトップ版およびWeb版のWordに、新たに「Draft on Selection」(選択したコンテンツの下書き)機能を追加したと発表した。

 今回追加された「Draft on Selection」は、ドキュメント内の既存テキストにもとづいて、新たにCopilotによる下書きを作成する機能。読者や目的に合わせ、既存のテキストを編集できる。

 たとえば「このコンテンツを米国のユーザー向けに更新する」というプロンプトを入力すると、通貨や単語、文化的な違いに応じて、テキストを編集できるという。そのほかにも既存のテキストを、別の言語に翻訳したり、箇条書きを段落にするなど別の形式に変換したり、見出しや段落区切り、箇条書きなどを追加して整理してより詳細に説明したり、統計などの情報を追加することが可能。

 本機能を使用するには、まずドキュメント内の修正したい部分を選択し、横に表示されるCopilotアイコンから[Make changes](変更を加える)をクリックする。次に、[Draft with Copilot](Copilotを使用した下書き)のボックスに変更内容を指示するプロンプトを入力し、[Generate](生成)を選択すればよい。Copilotが生成した新しいコンテンツに対しては、保持するか、破棄するか、別のバージョンを再生成するかを選択できる。また、鉛筆のアイコンから、プロンプトの内容を修正することも可能。

ドキュメント内の修正したい部分を選択し、Copilotアイコンから[Make changes](変更を加える)をクリック
[Draft with Copilot](Copilotを使用した下書き)ボックスに変更内容を指示するプロンプトを入力
Copilotが生成した新しいコンテンツを保持するか、破棄するか、再生成するか選択可能

 本機能は、「Copilot for Microsoft 365」ライセンスをもつデスクトップ版およびWeb版のWordユーザーに向けて、順次展開中だとしている。