ニュース

「SoftEther VPN 1.0」の正式版が無償公開

2013年半ばを目途にソースコードも公開される予定

「SoftEther VPN」v1.00 Build 9371 RTM

 SoftEther VPN プロジェクトは25日、仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築できるソフト「SoftEther VPN 1.0」の正式版を公開した。同プロジェクトの日本語サイトも公開されている。

 「SoftEther VPN 1.0」は、さまざまなプロトコルに対応するVPNソフト。イーサネットをソフトウェアで仮想化することにより、レイヤ2およびレイヤ3のVPNを手軽に構築できる。対応OSはWindows、Linux、 Mac OS X、FreeBSDおよびSolarisで、現在、日本語・英語・中国語の3カ国語版がダウンロード可能。

 本プロジェクトは、2010年に公開された「筑波大学 VPN プロジェクト(UT-VPN)」の後継プロジェクトと位置付けられており、「UT-VPN」がソフトイーサの「PacketiX VPN 3.0」をベースとしていたのに対し、「SoftEther VPN 1.0」は「PacketiX VPN 4.0」がベースになっている。企業向けの商用製品「PacketiX VPN」と異なり技術サポートは提供されないが、だれでも無償で利用できる。また、2013年半ばを目途にソースコードも公開される予定(ライセンスはGPL)。

ソフトウェア情報

「SoftEther VPN」
【著作権者】
SoftEther VPN プロジェクト
【対応OS】
Windows 98以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00 Build 9371 RTM(13/07/25)

(柳 英俊)