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「Google スプレッドシート」のGeminiが生成したグラフをユーザーが編集可能に

従来は画像出力されていたグラフがデザインやデータをカスタマイズできる真のグラフに

「Google スプレッドシート」のGeminiが生成したグラフをユーザーが編集可能に

 米Googleは6月9日(現地時間)、「Google スプレッドシート」のGeminiが生成したグラフをユーザーが編集できるようになったと発表した。

 「Google スプレッドシート」のGeminiはグラフを画像として出力していたため、デザインやデータをユーザーがカスタマイズすることはできなかったが、今回のアップデートにより、デザインやデータを自由に編集できるようになっている。Geminiが生成したグラフをより見やすくしたり、自分の意図に沿った見せ方にしたり、グラフの生成後にデータを変更するといったカスタマイズが可能だ。

 「Google スプレッドシート」の[Gemini]サイドバーからGeminiにグラフの作成を依頼し、出力されたグラフ下部にある[挿入]ボタンでシートにグラフを追加できる。あとは、グラフ右上の[⁝]ボタンから[グラフを編集]を選べばグラフのデザインを変更可能。また、グラフの基となる表のデータを変更すればグラフにも反映される。

 なお、特定の種類のグラフは画像として出力されるという。

 本アップデートは即時リリース・計画的リリース共に6月9日から展開が開始されており、適用に1~3日かかる可能性がある。「Google Workspace」の以下のプランで利用できるほか、Google AI Pro/Google AI UltraのユーザーやGemini Business/Gemini Enterpriseアドオンを購入済みのユーザーも利用可能。

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