ラフに書いて仕上げはAIに ～「Copilot in PowerPoint」にテキストボックスのリライト機能

「Copilot in PowerPoint」にテキストボックスのリライト機能

　米Microsoftは11月18日（現地時間）、「Copilot in PowerPoint」のアップデートを発表した。プレゼンテーションに含まれるテキストボックスをリライトする機能が追加されるという。

　この機能を試すには、まず既存のプレゼンテーションをWindows版またはWeb版の「PowerPoint」で開く。テキストボックスを選択すると、その下に星のついたペンのアイコンが表示されるので、それをクリックしよう。すると、以下のメニューコマンドがドロップダウンで提供される。

• 自動リライト：ラフに書いたテキストの体裁を整える
• 簡潔にする：長いテキストを整理し、短くまとめる
• 専門的にする：テキストのスタイルを調整する
• リストに変換する：テキストを箇条書きに変換する

　メニューコマンドを選択すると、「Copilot」による言い換え処理が開始。しばらくすると結果が表示される。結果に問題がなければ［記憶する］ボタンでテキストボックスの内容を置き換えることが可能。不満があれば再生成したり、「もっとカジュアルな表現で」といった指示（カスタムプロンプト）を追加することもできる。

テキストボックスをリライト。結果が気に入らない場合はカスタムプロンプトの追加も可能

　なお、この機能ではテキストボックス全体が書き換えられる点には注意。一部だけをリライトする機能はまだない。

　本機能は「Microsoft 365 Copilot」ライセンス、または「Microsoft 365 Premium」ライセンスのユーザーが利用可能。「Microsoft 365 Personal/Family」サブスクリプションの購入者も、AIクレジットが残っていれば利用できる。また、Windows版「PowerPoint」の場合は、「バージョン 2505」（Build 18925.20138）以降へのアップデートが必要だ。