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オープンソースのテキストエディター「Notepad++ 6.5」が公開、“CoffeeScript”へ対応

“Auto-close”や“Multi-paste”といった機能を新たに搭載、“Function List”も強化

「Notepad++」v6.5

 オープンソースのプログラマー向けテキストエディター「Notepad++」の最新版「Notepad++ 6.5」が、29日に公開された。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8で動作を確認した。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、エディターコンポーネント「Scintilla」がv3.3.4へとアップデート。“Auto-close”機能や“Multi-paste”機能が利用できるようになった。“Auto-close”機能とは、開始文字を入力するとそれに対応する終了文字を自動挿入してくれる機能で、括弧・引用符・タグ・ユーザーが定義した区切り文字のペアが対象となる。一方、“Multi-paste”機能はクリップボードにコピーされたテキストを複数箇所へ同時に張り付ける機能で、複数選択機能が有効になっている場合などに利用できる(複数選択機能は初期状態で無効)。

“Multi-paste”でクリップボードにコピーされたテキストを複数箇所へ同時に張り付け

 プログラマー向けの機能としては、“CoffeeScript”言語への対応が目玉と言えるだろう。[言語]メニューで[C]-[CoffeeScript]項目を選択すると、“CoffeeScript”言語のソースコードが構文色分け表示される。

 また、ソースコード内の関数をリスト表示する組み込み機能“Function List”の強化も図られており、リロードボタンが追加され使い勝手が改善されたほか、ユーザー定義のパーサーが利用可能になった。PHP/Perl/XMLなどのパーサーも新たに追加されている。

“CoffeeScript”言語へ対応
強化された“Function List”

ソフトウェア情報

「Notepad++」
【著作権者】
Notepad++ team
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
6.5(13/09/29)

(柳 英俊)