「メディバンペイント」Android版がv2.0へアップデート、スマホ向けに最適化

「メディバンペイント」v2.0（同社提供の資料より）

　（株）MediBangは23日、マンガ制作ソフト“メディバンペイント”シリーズのAndroid版「メディバンペイントタブレット」のメジャーバージョンアップを行い、「メディバンペイント」v2.0として公開した。最新版では、画面の小さなスマートフォンへの最適化が図られている。

　「メディバンペイント」は、無償のマンガ制作ソフト「MediBang Paint Pro」（旧「CloudAlpaca」）のAndroid版となるペイントアプリ。PC版と同様の豊富な機能が特長で、筆圧に応じて濃淡が変化するブラシやコマ割り機能などマンガ制作に向く機能を備えるほか、豊富なトーン・背景といった素材、通常は有償のフォントを同社のクラウドサービスへログインすることで無償で利用可能。従来はタブレット向けのユーザーインターフェイス（UI）のみを備えていた。

　最新版ではスマートフォンに最適化されたUIが備わり、従来タブレットでしか利用できなかった手ぶれ補正機能などをスマートフォン上でも利用可能になった。また、自動バックアップ機能が追加され、5分間隔で自動的にバックアップを作成できる。

追加された3種類のバー（同社提供の資料より）

　さらに、色相・明度・彩度をそれぞれバーの上下で指定して色を選べるHSVバーが搭載された。なお、従来型のカラーパレットも引き続き利用することもできる。

　そのほか、すばやくブラシサイズやブラシの透明度を変更するための領域が画面左下に追加された。ブラシサイズを変更する場合には“px”、透明度を変更する場合には“%”が表記されている領域にタッチしてから指先を上下にスライドさせることで、効果の強弱を調節できる。