Windows Insider Preview
[アカウント]-[アカウント]設定ページが誕生へ ~[メールとアカウント]ページを改称
引退した「Windows メール」アプリの痕跡を取り除いてスッキリ
2025年10月23日 06:45
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
[アカウント]設定ページにある[メールとアカウント](Email & accounts)ページは[アカウント](Your accounts)ページへ改称されるとのこと。つまり、「設定」アプリに[アカウント]-[アカウント]ページが誕生する。
Microsoft製のアプリのなかには、OSのサインインに利用するメインの「Microsoft アカウント」とは異なるアカウントでもサインインできるものがある(「Microsoft Store」アプリなどが代表例)。
新しい [アカウント]-[アカウント]設定ページ は、こうしたアプリで利用するメインおよびサブの「Microsoft アカウント」を管理するところといえるだろう。(OSではなく)Microsoftアプリなどが利用する「Microsoft アカウント」の資格情報(ログイン情報)を複数保管し、アプリがそれを要求したときに提供する役割を担う。もし使わないサブアカウントがあれば、ここで削除することも可能だ。
古い[アカウント]-[メールとアカウント]設定ページとの違いは、一番上にあった[メール、カレンダー、連絡先で使用するアカウント]というセクションがなくなったことだ。
このセクションでは「Windows メール」アプリで利用する「Outlook.com」や「Exchange」のメールアカウント(OSのものではない)も追加できたが、この「Windows メール」アプリは2024年末をもって廃止された。後継の「Outlook」アプリは、OSではなく自前でメールアカウントを管理するため、[メール、カレンダー、連絡先で使用するアカウント]セクションは不要となったのだろう。[メールとアカウント]設定ページの「メールと」という表現も、実態に合わなくなったため、同時に削除されたものと思われる。
この変更は「Windows Insider Preview」ビルドのDev/Betaチャネルで9月からテストされていたが、米国時間10月21日にRelease Previewチャネル(Builds 26100.7015/26200.7015、KB5067036、バージョン 24H2/25H2)にも導入された。間もなく製品版OSにも反映されるだろう。