レビュー
最前面にあるアプリ以外の音をシャットアウトできる「Background Muter」
除外リストも設定可能
2022年11月28日 16:08
「Background Muter」は、バックグラウンドにあるアプリケーションを自動的にミュートするソフト。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-3.0」。現在、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。なお、動作には「.NET 6.0」が必要。
本アプリは、最前面にあるアプリから発せられているサウンド以外をすべてシャットアウトしてしまうツール。他のアプリに切り替えると自動でミュート(無音化)する仕組みになっているので、作業中のウィンドウの音を聞き逃したくない、音に集中したいといったときに役立つだろう。
本ソフトはタスクトレイに常駐する仕組みで、実行ファイル(WinBGMuter.exe)を起動するだけで機能する。
もしフォーカスを失ってバックグラウンドに回っても音を鳴らし続けてほしいアプリがある場合は、画面左上の[Control]セクションにあるテキストボックスにそのプロセス名をカンマ区切りで入力するとよい。初期設定では、以下のプロセスが登録されている。
- chrome
- mpc-hc64
- vlc
- firefox
- WWAHost
Webブラウザーやメディアプレイヤーが登録済みなので、他の作業中にBGMなどが聞こえなくなってしまうことはない。
また、[Mute Exception Changer]セクションのリストを操作することでも除外リストを編集可能。左側が音を再生しているプロセス(「Background Muter」が自動で検出する)のリスト、右側が除外リストとなっているので、プロセスを選択した状態で[<]と[>]という2つのボタンを押し、リストを移動させればよい。
これらの設定は、[Save Changes]ボタンを押すと保存される。[Restore Defaults]ボタンを押せば初期設定へ簡単に戻せるので、気軽に設定をいじってみるとよいだろう。
そのほかにも、ウィンドウがバックグラウンドへ移動した(フォーカスを失った)ときではなく、最小化されたときだけミュートにすることも可能(Mute Condition)。また、OSのスタートアップ時に起動するよう設定することもできる。
ソフトウェア情報
- 「Background Muter」
- 【著作権者】
- nefares 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.7(22/11/26)