いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】締め切り間近を自動でお知らせしてくれる予定表の作り方!
2023年5月24日 06:55
締め切りが近づいたら項目を目立たせるテク
スケジュールをエクセルで管理していて、気がついたら締め切り直前だった! なんて経験ありませんか。部署やプロジェクトなど、目的に応じてスケジュール表が分かれていて、関係者の予定を把握するのが難しいこともありますよね。スケジュールアプリなどへの登録も手間がかかります。
今回は、いつもの予定表にひと工夫して、締め切りが近づいたら項目を目立たせるテクニックを紹介します。
今日の日付と締め切り日を比較する
締め切りが近づいていることを検知するには、今日の日付を取得する必要があります。まずは、TODAY関数を利用して今日の日付を表示してみましょう。セルに「=TODAY()」と入力するだけ。引数は必要ありませんが、「()」は省略不可です。
TODAY関数の動作がわかったところで、締め切りが近づいたら項目を強調する仕掛けを作っていきましょう。まずは、本日の日付と締め切り日を比較して、一週間(7日)未満だったらセルに背景色を付けます。条件によってセルの書式を変更するには「条件付き書式」を利用します。
締め切りを過ぎた項目をグレーアウトする
締め切り日を過ぎた項目をグレーアウトして目立たせないこともできます。[新しい書式ルール]ダイアログボックスの呼び出し方は共通、条件式は「=$D2<TODAY()」となります。セルの背景色とフォントの色の両方を設定してください。
複数の条件付き書式を設定した場合、意図通りに書式が設定されないことがあります。その場合は、条件の厳しい順に設定されているかどうかを確認してください。この例では以下のようになります。
数式の直接指定は自由度が高い
日付の強調には、あらかじめ用意された[セルの強調表示ルール]から条件を指定する方法もありますが、自分で数式を指定する操作に慣れておくといろいろと応用できます。TODAY関数で本日を取得し、AND関数で締め切り日と比較して特定の期間を目立たせるといった処理も可能です。