いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】条件付き書式でメニューにはない「以上」と「以下」の条件を設定するには?

条件付き書式で行全体を強調する方法も解説

条件付き書式に「○○以上」の項目が見当たらない……

メニューにない条件を指定するには?

 ある数値を基準にしてセルを強調したいことがありますよね。「以上」や「以下」といった条件で書式を設定したい場合は「条件付き書式」を利用します。[条件付き書式]メニューの[セルの強調表示ルール]一覧から選択する操作が簡単ですが……、

[条件付き書式]の一覧には「○○以上」や「○○以下」といった項目がありません

「○○以上」や「○○以下」といった項目が見当たりません。例えば「80以上」という条件を指定したい時、仕方なく「79より大きい」などと指定している人もいるのではないでしょうか。項目はありませんが、「以上」「以下」の指定はもちろん可能です。

 また、セルだけでなく行全体を強調したいこともありますよね。単純に数値を比較する数式だからこそ悩んでしまうこともあります。今回は[条件付き書式]-[セルの強調表示ルール]の一覧にない数値の比較について復習しておきましょう。

[その他のルール]で条件を指定する

 基準とする数値と比較して、セルを強調したい場合は[その他のルール]の項目で決まりです。[新しい書式ルール]ダイアログボックスが表示され、[指定の値を含むセルだけを書式設定]から「以上」、「以下」、「等しい」、「等しくない」などの条件を指定できます。

[条件付き書式]を設定するセル範囲を選択しておきます。[ホーム]タブ(①)にある[条件付き書式](②)-[セルの強調表示ルール](③)-[その他のルール](④)の順にクリックします
[新しい書式ルール]ダイアログボックスが表示されます。ここでは「80以上」の条件を指定するため、[次の値以上](⑤)を選択して、「80」と入力します(⑥)。[書式](⑦)をクリックして書式を指定し、[OK](⑧)をクリックします
条件に一致するセルが強調されました

[条件付き書式]を削除する方法

 複数の[条件付き書式]が設定されていて混乱してしまうことがあります。今は1つしか設定していませんが、削除方法を覚えておきましょう。[ルールの管理]ダイアログボックスから削除できます。

 [書式ルールの表示]で[このワークシート]を選択しておくと、操作中のワークシートに含まれるすべての[条件付き書式]を確認できます。

[ホーム]タブ(⑨)にある[条件付き書式](⑩)-[ルールの管理](⑪)の順にクリックします
[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスが表示されます。[このワークシート](⑫)を選択して、先ほど設定した条件を選択(⑬)して、[ルールの削除](⑭)をクリックします
条件が削除されました。[OK](⑮)をクリックします

行全体に[条件付き書式]を設定する

 行全体に[条件付き書式]を設定する場合は、あらかじめ表を選択しておくのが簡単です。「80以上」という単純な条件でも数式で指定します。数値を比較するセル参照を「$D2」のように列固定の“複合参照”で指定するのがポイントです。

[条件付き書式]を設定するセル範囲を選択しておきます。[ホーム]タブ(⑯)にある[条件付き書式](⑰)-[新しいルール](⑱)の順にクリックします
[新しい書式ルール]ダイアログボックスが表示されます。[数式を使用して、書式設定するセルを決定](⑲)を選択します。「=$D2>=80」と入力します(⑳)。セル参照は「$D2」のように複合参照で指定します。[書式](㉑)をクリックして書式を指定し、[OK](㉒)をクリックします
条件に一致する行全体が強調されました

セルの強調と行の強調を使い分けよう

 「○○以上」や「○○以下」といった項目がない!? などと悩む必要はありません。前述のように、数値を比較する時は[その他のルール]から直接指定する手順が簡単です。また、行全体に[条件付き書式]を指定する場合は“数式”を利用します。どちらもよく使うので、ぜひマスターしてください。