残業を減らす!Officeテクニック
Excelで表全体を俯瞰すると文字が読めない! 目が悪くても老眼でも快適に作業する方法
2023年10月2日 06:55
Excelの表全体を俯瞰したいけど、細部も見たい! そんな状況で画面右下のスライダーを操作していませんか? 視力が弱い方や老眼が進んでいる方なら心当たりがあるはずです。Excelに慣れている人なら[Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを前後に回して、拡大・縮小しているかもしれません。
しかし、表示の拡大・縮小をくり返すのは時間を無駄にしているかもしれません。スクロールバーのドラッグも、マウスホイールの回転もキーボードから手を放す必要がありますよね。ショートカットキーを使いたいところですが、表示倍率の拡大は[Ctrl]+[Shift]+[Alt]+[=]、縮小は[Ctrl]+[Alt]+[=]と難易度高めです。
今回は、Windowsの標準機能である「拡大鏡」を使ってデータ入力を効率化する方法を紹介します。キーボードの誤操作で一度は表示させたことがあると思いますよ。
「拡大鏡」をON/OFFする
「拡大鏡」を起動するショートカットキーは[Windows]+[+]キーです。急に表示されて終了するのに苦労したこともありますよね? 終了するには[Windows]+[Esc]キーを押します。Windowsの標準機能なので、デスクトップ上でも動作します。
画面全体、または画面上部が拡大された場合は[Ctrl]+[Alt]+[L]キーを押してください。マウスポインターを中心にレンズが表示されます。
拡大倍率の標準は200%です。[Windows]+[+]キーを押すたびに拡大されて、[Windows]+[-]キーを押すと縮小します。既定の拡大倍率とレンズのサイズの変更方法は後述します。
画面上部に拡大表示する
[Windows]+[+]キーを押して拡大鏡を起動した状態で操作してください。[Ctrl]+[Alt]+[D]キーを押すと、拡大鏡が画面上部に切り替わります。境界線を下にドラッグして表示範囲を広げると使いやすくなります。また、[Ctrl]+[Alt]+[F]キーを押すと、拡大鏡が画面全体に切り替わります。
拡大鏡の設定を変更する
拡大鏡を起動した時の拡大倍率や[Windows]+[+]キーを押した時の拡大量、レンズのサイズは自分好みにカスタマイズできます。Windowsの「設定」アプリから[簡単操作](Windows 11では[アクセシビリティ])-[拡大鏡]の順に選択します。