やじうまの杜

Windows 10/11標準の「メール」アプリもいずれ「Outlook」に? 切り替えスイッチが追加

Web版とコードが共通の新しい「Outlook」アプリに

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Windows 10/11標準の「メール」アプリに、プレビュー版の「Outlook」アプリへ切り替えるトグルスイッチ

 昨年9月、「Outlook」アプリがリニューアルされることをお伝えしましたが、これは既存の「Outlook」アプリだけでなく、Windows 10/11標準の「メール」アプリも置き換える模様。ウィンドウ右上の[新しい Outlook を試してみる]というトグルスイッチをONにすると、プレビュー版の「Outlook」アプリに切り替えることができます。

 なお、この機能が利用できるのは今のところ「Microsoft アカウント」を利用している場合のみとのこと。プレビュー版「Outlook」アプリへの切り替えを行うと、「メール」アプリの設定は自動で引き継がれます。作業が完了すると、[スタート]画面などから「メール」アプリを起動しようとしても、プレビュー版「Outlook」アプリへリダイレクトされるようになります。

設定は自動で引き継がれます
プライバシーは尊重してくださるとのこと
プレビュー版「Outlook」アプリはWeb版とほぼ共通。しかし、従来の「メール」アプリよりは強力です
切り替え処理が完了。新機能が案内されます

 プレビュー版「Outlook」アプリはWeb版とコードが共通化されているとのことで、そっちに慣れているユーザーであれば比較的容易に移行できるでしょう。従来版の「Outlook」アプリを使っている場合でも、「シンプル リボン」新しい「ナビゲーションバー」が有効であれば、見た目には大きな違いはないです。機能は少なくなっているようですが、その分シンプルになったといえます。

プレビュー版の「Outlook」アプリ

 一通り使ってみましたが、タイトルバーに埋め込まれた大きな検索ボックス、統合された「Microsoft To Do」、ワンクリックでメールに複数の処理を適用できる「クイック操作」などは便利そう。

タイトルバーに埋め込まれた大きな検索ボックス
統合された「Microsoft To Do」
ワンクリックでメールに複数の処理を適用できる「クイック操作」
カレンダーには新しい「ボード ビュー」が追加

 なかでもMicrosoftの推しは、カレンダーに追加された「ボード ビュー」。予定表とタスク、メモなどがひとまとめになっており、これからやらなきゃいけないこと、忘れてはいけないことが一目瞭然です。

Microsoftが推す「ボード ビュー」。これからやらなきゃいけないこと、忘れてはいけないことが一目瞭然