やじうまの杜

ビックリした人もいたかも? 「Google Chrome」の新デザインで変わったところ

5年ぶりのデザイン刷新でポップに、見やすく、親しみやすく

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「Google Chrome 117」から展開が開始されていた「Material You」(Google Material 3)デザイン

 「Google Chrome 117」から展開が開始されていた「Material You」(Google Material 3)デザインも、ようやくほぼすべての環境に反映されたようですね。先月あたりから、アップデートのために「Chrome」を再起動したら外観が変わっていてビックリしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そこで、本稿では「Material You」で変わったところをいくつかピックアップして紹介したいと思います。新しいデザインになった「Chrome」をぜひ使いこなしましょう!

カスタマイズ可能なテーマ

 「Material You」はGoogleのAndroidデバイス「Pixel」シリーズで採用されており、デバイスの壁紙から色を抽出し、そのカラーパレットをベースにウィジェットやアプリの配色が決定されます。「Chrome」の場合は新規タブページ(chrome://newtab)右下のボタンを押すと現れるサイドバーで、好みのカラーパレットを選択できます。カラーパレットを選ぶとタブバーなどの色が変わりますが、これはプロファイルごとに変えることも可能。仕事用アカウントと個人用アカウントを区別するといった用途に役立ちます。

カラーパレットを選んで、タブバーなどをお洒落な配色に

 また、OSとの統合も強化されており、「Chrome」側で独立してライトテーマ・ダークテーマを選べるだけでなく、システム設定を尊重することもできます。

わかりやすいアイコン、親しみやすいデザイン

 「Material You」デザインでは、シンボルアイコンも刷新され、アイコンが使われている場所も増えました。たとえば右上の[⁝]メニューを開くとほぼすべてのコマンドにアイコンが付与されているのがわかります。テキストのレンダリングも改善されているようで、余白が大きくなったほか、視認性が向上しているようです。

新旧[⁝]メニューの比較

 そのほかにも、ツールバーの端などが丸くなり、親しみやすい雰囲気になりました。Windows 11ではウィンドウ自体が角丸になりましたが、それともマッチしているように見えますね。

タブのドロップダウンはウィンドウ左上に

 最後に、タブのドロップダウンがウィンドウの右上から左上に移されました。このドロップダウンはタブを大量に開きすぎて、タブバーがノコギリみたいになってしまっている場合に便利。キーワードでタブを絞り込んだり、間違って閉じてしまったタブの復活もここから行えます。

タブのドロップダウンはウィンドウ左上に