やじうまの杜

やはり「ChatGPT」の注目度はすごかった。~窓の杜セレクト! 2023年に注目された生成AIニュースを振り返る

年間アクセスランキングTOP25・生成AI編を公開

『窓の杜』の2023年・年間アクセスランキングTOP25・生成AI編を公開します

 ユーキャン新語・流行語大賞に「生成AI」という言葉がトップテン入りするなど、今年2023年は、ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Bardといった関連サービスの情報が目まぐるしく展開され、生成AIの話題に尽きない一年となりましたね。あまりの展開スピードの早さに、振り返ってみると「このニュースって今年だったのか」と感じる話題もあるかと思います。

 今回は、昨年もお届けした年末企画「年間アクセスランキングTOP25」の生成AI編です。総合ランキングでは主に「ニュース」と「やじうまの杜」で取り上げた記事をピックアップしていましたが、こちらでは掲載カテゴリーを問わずに、「AI」を取り上げた記事をもとにランキング化しています。

 数多くあるAI関連のニュースの中から、いったいどんなニュース・特集記事が注目されたのか、(若干、食傷気味な雰囲気は否めませんが、そうとはいっても)来年2024年もIT界のメインストリームになるであろう「生成AI」のトレンドをここで振り返ってみませんか。

 TOP25のランキング全体は本稿の最後にご用意しております。まずはTOP3から見ていきましょう。

 なお、年間アクセスランキング・総合編は別途公開しています。そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。

第3位:連休こそはじめたい好み丸出しAI画像生成の保存版手順書

ツールとして画像生成AIを使ってみましょう

 第3位は、「しらいはかせ」こと白井暁彦氏が解説した「連休こそはじめたい好み丸出しAI画像生成の保存版手順書」です。

 自慢のGPU搭載PCで気軽にハイクオリティな画像生成を気軽に楽しみたい人向けの「Automatic1111」(オートマチック・イレブン・イレブン)というツールを例に、プロンプトの魔術師になるための極意を紹介しています。

 ブームの火付け役のひとつともなった画像生成AIのおさらいも兼ねて、AIで自分好みの萌え絵を生成してみる。年末年始のお休みに挑戦してみてはいかがでしょうか。

第2位:完全に別人になっちゃった。話題のAIボイチェン「RVC」を体験してみた

AIボイチェン「RVC」を体験

 第2位には、自分の声をリアルタイムに変換して別人の声を出力できるAIツール「RVC(Retrieval-based-Voice-Conversion)」を取り上げた記事がランクインです。

 「RVC」と「VC Client」を組み合わせることで、地声で“その人の声”の発声ができるようになります。オリジナルの声を学習させてその人の声を出すことが可能なほか、BOOTHなどで配布されている学習モデルを使用することもできます。

 これからは容姿だけでなく、声さえもコスプレする新時代が到来するかもしれませんね。画像、文章に続く、新たな○○生成AIの登場にも注目です。

第1位:話題のChatGPTを「Google スプレッドシート」に組み込んでヘルプを作ってみた

「Google スプレッドシート」で「ChatGPT」の回答をゲット

 2023年の年間アクセスランキング・生成AI編の第1位に輝いたトピックスは、OpenAIが開発した対話型AI「ChatGPT」のAPIをGoogle スプレッドシートに組み込んでみた、というものでした。

 やはり「ChatGPT」が来たか、というところでしょうか。とりわけ「ChatGPT」の具体的な使い道に関心が集まった模様ですね。アクセスランキングTOP25の中で「ChatGPT」関連の記事は17件。2023年は“ChatGPTの年”といっても過言ではないでしょう。

 第1位の記事では「Google スプレッドシート」で「ChatGPT」の回答を取得できるようにする方法を解説しています。ChatGPTの使い道は多様です。うまく付き合っていくことで作業の効率化を図ることができます。ChatGPTからいろんな回答を引き出して自分だけの使い道を模索してみてください。

2023年 窓の杜・年間アクセスランキングTOP25・生成AI編

  • 集計期間:2023年1月1日~12月25日

 2023年に閲覧数の多かった記事を、上位25位までレポートします。ランキングは下記の通りです。

【2023年 年間アクセスランキングTOP25・生成AI編】 ランキング

 さて、最後になりますが、今年2023年も弊誌『窓の杜』をご愛読いただきましてありがとうございました。

 編集部一同、日々目まぐるしく変化し続ける「生成AI」が、もっと身近に、そして面白くなるインフォメーションを提供し続けていく所存です。「AI時代の、PCを活用する人の情報ツール」として進化していこうとする弊誌に、今後ともどうぞご期待ください。

 来年2024年も読者の皆様にとって実りある素敵な一年になりますように。それではよいお年を。