残業を減らす!Officeテクニック
手軽にExcelへ「ChatGPT」を組み込めるMicrosoftの実験アドイン「Excel Labs」を使ってみた
2023年5月1日 06:55
最近、「ChatGPT」のニュースで持ちきりですね。4月11日にMicrosoftが発表したExcel用のアドイン「Excel Labs」でも「ChatGPT」が利用できるとの話を聞き、さっそく試してみました。
「Excel Labs」アドインを組み込むと「LABS.GENERATIVEAI関数」が使えるようになり、数式を入力することで、「ChatGPT」への質問・回答が可能になります。アドインは無料ですが、「ChatGPT」のAPIキーが必要。無料枠の上限に達していたり、有効期限が切れていたりする場合は課金が必要になります。usageのページで確認してみましょう。
「Excel Labs」は、Microsoft 365 Copilotの一部の機能ではなく、Microsoft Garageの一部としてリリースされているアドインとのことです。
ともかく、Microsoftの提供するアドインなら警戒することなく試してみてもいいでしょう。Excelの画面から検索・追加が可能です。
APIキーを準備する
Excel Labsから「ChatGPT」を利用するには、APIキーが必要です。API KeysのWebページからAPIキーを取得しておきます。詳しくは以前の記事を参考にしてください。
アドインを追加する
アドインは[挿入]タブから追加可能です。出どころの怪しいアドインもあるため、検索時は「Excel Labs」と入力して、アドイン名「Excel Labs, a Microsoft Garage project」を確認してから追加してください。
APIキーを登録する
Excelの画面右側に「Excel Labs」と表示されます。ここでは、「ChatGPT」へ問い合わせる「LABS.GENERATIVEAI関数」を利用するので、下側の[Open]をクリックしてください。APIキーの登録後、セルに「=la」と入力すると関数の候補として[LABS.GENERATIVEAI]が表示されるようになります。
LABS.GENERATIVEAI関数を利用する
単純な質問から回答を表示してみます。オプションの引数として指定できる[temperature][max_tokens][model]がありますが、省略して構いません。「Setting」から変更したほうが簡単です。
サンプルを試す
「Beginner's guide」に利用例が掲載されているのでいくつか試してみます。ガイドの冒頭にある「ポエムを書いて」は少し面白いですね。入力済みのデータと質問を組み合わせて「ChatGPT」へ質問するのが、LABS.GENERATIVEAI関数の使い道だと思います。