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リモートサーバーのマウントツール「Mountain Duck」がメジャー更新、v2.0が公開

クライアントサイド暗号化ツール「Cryptomator」に対応。“OneDrive”のサポートも

「Mountain Duck」v2.0

 独iterate GmbHは7日(現地時間)、さまざまなプロトコルやサービスに対応したリモートサーバーのマウントツール「Mountain Duck」の最新版v2.0を公開した。価格39米ドルのシェアウェアで、起動後10分程度の試用が行えるほか、2週間のトライアルキーを取得することが可能。現在、軽微な修正を施したv2.0.1を同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4.5.2が必要。

 「Mountain Duck」は、Windows/Macをサポートする多機能FTPクライアント「Cyberduck」の姉妹ソフト。“FTP”や“SFTP”、“WebDAV”といったプロトコルで接続したリモートサーバーをマウントして、「エクスプローラー」のドライブとして扱えるようにするツールで、“Amazon S3”、“Microsoft Azure”、“Google Cloud Storage”といったクラウドサービスや、“Dropbox”や“Google Drive”などのオンラインストレージにも対応する。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、暗号化ツール「Cryptomator」がサポートされた。この機能は「Cyberduck」v6.0でもサポートされており、クライアントサイドでファイルを暗号化できるのが特徴。万が一リモートサーバーが乗っ取られても、アクセスできるのは暗号化されたファイルになるため、内容を簡単に読み取られることはない。さらにディレクトリ構造も難読化できるため、どんなデータが保存されていたのかを推測することすら難しくなる。

 そのほかにも、本バージョンでは“OneDrive”のマウントに対応。また、「エクスプローラー」や「Finder」のコンテキストメニューから共有リンクを作成する機能や、アクセス権限やメタデータの管理を行う情報パネルへアクセスする機能が追加されている。

さまざまなプロトコルやサービスに対応
本バージョンでは“OneDrive”のマウントを新たにサポート
ネットワークドライブとしてマウントされた“OneDrive”

ソフトウェア情報

「Mountain Duck」
【著作権者】
iterate GmbH
【対応OS】
Windows Vista/7/8/10、Mac OS X 10.8.3以降
【ソフト種別】
シェアウェア 39米ドル(起動後10分程度試用可能)
【バージョン】
2.0.1(17/09/07)