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Instagram、オンラインいじめ対策として“制限”機能を日本国内に導入開始

相手に知られずにコメントやダイレクトメッセージをブロック可能

Instagram、“制限”機能を日本国内に導入開始

 米Facebook傘下のInstagramは10月3日、“Instagram”上でのいじめ対策機能としてテストされていた“制限”機能を日本国内に導入開始したことを発表した。

 同社によると、オンライン上でいじめの被害に遭った若い世代は、実生活で相手と付き合わなければならないことなどを意識するため、被害を報告したり相手をブロックすることをためらってしまう傾向があるという。“制限”機能を使えば、いじめの加害者に知られずに自分に対するコメントやダイレクトメッセージを非表示にすることが可能だ。

 “制限”されたユーザーが自分の投稿にコメントしても通知は表示されず、自分からも他のユーザーからも見えなくなるが、コメントした本人からは通常のコメントと同様に見えるため、本人が気づく心配はない。ただし、コメントが投稿されていることはわかるようになっており、コメントの内容を確認したり、承認して他のユーザーにも見えるようにすることが可能。

 ダイレクトメッセージも届いた際に通知は表示されず、メッセージリクエストへ格納される。メッセージリクエストからメッセージの内容を表示することも可能だが、メッセージが既読になったことや、自分が“Instagram”にオンラインであることは“制限”されたユーザーからはわからない。

 “制限”機能は、投稿されたコメントを左へスワイプすることで利用できるほか、相手のプロフィールや[設定]-[プライバシー設定]画面から利用することも可能だ。