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「OneDrive」ファイルのバージョン履歴が「エクスプローラー」「Finder」から確認可能に

全世界の「OneDrive for Business」ユーザーに向けてロールアウト

「OneDrive」ファイルのバージョン履歴が「エクスプローラー」「Finder」から確認可能に

 米Microsoftは5月5日(現地時間)、2020年4月に導入された「OneDrive」サービスのアップデート内容を明らかにした。デスクトップから直接ファイルのバージョン履歴を閲覧・復元・削除する機能などが導入されている。

 「OneDrive」にはファイルの変更履歴を保存し、必要であれば前のバージョンを復元できる機能が備わっているが、これを行うにはわざわざWeb画面へアクセスしなければならない。最新版の「OneDrive」デスクトップクライアントアプリでは、この問題を改善。Windowsの「エクスプローラー」やMacの「Finder」から直接、ドキュメントのバージョン履歴へアクセスできるようになった。現在、全世界の「OneDrive for Business」ユーザー向ロールアウトされているとのこと。

 そのほかにも、他のユーザーがドキュメントを開いたまま閉じるのを忘れてしまい、ファイルがロックされて削除できなくなるケースに備え、ドキュメントの所有者側からロックされたドキュメントを強制削除する機能が追加された。また、ビジネス向けの情報保護ソリューション「Microsoft Information Protection」(MIP)に対応し、「SharePoint」と「OneDrive」のオフィス文書で“秘密度ラベル”がサポートされている。