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「GitHub Codespaces」が法人向けに提供開始 ~[.]キーでリポジトリを「Visual Studio Code」開くショートカットも

チームによる共同開発を支援

「GitHub Codespaces」がTeamおよびEnterprise Cloudプランで利用可能に

 米GitHubは8月11日(現地時間)、「GitHub Codespaces」がTeamおよびEnterprise Cloudプランで利用可能になったと発表した。パワフルな仮想マシンベースの「Visual Studio Code」開発環境をクラウドで手軽にホストし、チームによる共同開発を支援する。

 「GitHub Codespaces」は、クラウドでコンテナとしてホストされたカスタマイズ可能な「Visual Studio Code」環境を提供するサービス。強力なエディターやターミナル、デバッガー、AIコーディング機能「GitHub Copilot」、「Git」などによるバージョンの管理、エディター設定の同期、豊富な拡張機能といった「Visual Studio Code」の強みを享受できる上、デスクトップでもWebブラウザーでも同じように作業できるのが魅力。iPhoneやiPad、Androidといったモバイル端末からも利用できる。ランタイム要件やハードウェア仕様、拡張機能、エディターの設定をチーム間で標準化できるため、チームコラボレーションで真価を発揮する。

 価格は最安の2コア、4GBのRAMの場合で、1時間当たり0.18米ドル。最大で32コア、64GBまで拡張可能(毎時2.88米ドル)で、4つのリージョンにまたがる低遅延の接続によりローカルマシン並みの応答性を誇る。ストレージは1GBあたり月額0.07米ドル。

「GitHub Codespaces」のプランと価格

 また、「gitHub.com」のリポジトリを開いた状態で[.]キーを押すと、当該リポジトリが「Visual Studio Code」でプレビューできる機能も併せてアナウンスされた。わざわざローカルにクローンしなくても、「Visual Studio Code」でリポジトリを閲覧できる。

 以前に紹介した、「github.com」ドメインを「github1s.com」に書き換えるだけでリポジトリを「Visual Studio Code」で閲覧できるようにするサービスにも似ているが、この新しい「gitHub.com」のキーボードショートカットキーならば、リポジトリを編集してコミットすることも可能だ。