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Microsoft、Windows Server向けに定例外パッチ ~2022年5月パッチが引き起こす問題に対処
2022年5月20日 08:00
米Microsoftは5月19日(現地時間)、Windowsの一部バージョンに対し定例外(Out-of-band)の更新プログラムを公開した。2022年5月のセキュリティ更新プログラムの適用後に発生していた一部のサービスで認証に失敗する問題と、「Microsoft Store」アプリのインストールに問題が発生する不具合が解決されているという。
今回リリースされた更新プログラムは、以下の通り。すべて「Microsoft Update カタログ」でのみ提供され、「Windows Update」経由の配布はない。
累積的な更新プログラム(これまでの修正をすべて含んだパッチ)
スタンドアロンの更新プログラム
- Windows Server 2012 R2:KB5014986
- Windows Server 2012:KB5014991
- Windows Server 2008 R2 SP1:KB5014987
- Windows Server 2008 SP2:KB5014990
そのほかにも、今月の月例パッチでは以下の問題が確認されている。
- 一部で「.NET Framework」を利用するアプリが起動しなくなる(回避策あり)
- 「Direct3D 9」を利用する一部のアプリが予期せず終了したり、断続的に問題が発生する(KIRで対処済み)
- マルウェア削除ツール「Sophos Home」をインストールした環境でブルースクリーン(BSoD)が発生(「Sophos Home」の更新で解決)